見出し画像

マイ・インターン

「マイ・インターン」ジュールズ役を演じるアン・ハサウェイの印象を色で例えれば
「赤」
ロバート・デ・ニーロが演じるベンを雇う事になったが、社長である自分の直属の部下という配属に
「はっきり言っていい?」
「実は任せる仕事がないの」
と最初に告げる。
70歳のベンは、会社の福祉事業のインターンとして雇われ、意欲的に仕事に臨んでいるから、何を言われてもにこやかにかわして、少しずつ本領を発揮していく。

ジュールズは自分をごまかさない、相手が誰でもはっきりと言いたいことを言うけれど、思慮深く、家族を大切にする。5年の計画を9か月でやり遂げた凄腕実業家なのだ。

可愛くて、カッコよくて素敵!

ベンはどんどん周囲に馴染んで、自分の位置を確立していく、長年培った、社会人としての落ち着き、確固たる信念を持った大人の振る舞い、自分を隠そうとしない自然な発言、何でも相談出来そうで、こんなおじいちゃんが欲しいなーと思ってしまった。

ジュールズに降りかかる問題について、何とかしてあげたいと思っているけれど、立ち入り過ぎるのは良くないから、控えめに助言しようとする。

若い社員たちとのやりとりが面白く、彼らに尋ねられて返すアドバイスがいい。70歳という年齢にもかかわらず、気になる女性が現れ、デートをしたり、彼女の家を訪ねる。

ベンの同年代の友達、子供や孫、会社の若い仲間たち、社長の家族、会社の様子、そんな中でベンが自分の位置を確立していく様子が楽しく、ジュールズの社長としての在り方や母として子供の子供への接し方が素敵な映画でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?