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舞台【産声が聴こえない】

可愛がってくれてる先輩が主演で誘ってもらったから久々にお笑い以外の観劇をした。

【産声が聴こえない】

酒井優衣さん
中原和弘さん(なかちゅーさん)
佐々木庸二さん
佐野功稀さん

はSTRAYDOGの舞台【ぼくんち】でもお世話になった方々。
なかちゅーさんには、
2019年の舞台【おとうさんとわたし】でも
【夕凪の街 桜の国】でもお世話になった。

小さい頃からずっと観てきた大好きな役者さんで大好きな大先輩。

タイトルやあらすじからして重たいのはわかってた。
昼公演を選んだ自分、ナイス。
これが夜だったらきっと1人で飲みに出かけても寝付けないくらいだったと思う。

でも、ここまで気持ちを沈めてくれる作品ってなかなかあるものじゃないから素晴らしいと私は思ってる。
ほとんどの作品に【伝えたいこと】はある。
あたりまえに。
たまに、なにが伝えたかったんだろ??となる舞台もあるけど、それは私の脳みそが足りてないだけの時だって多い。

お笑いライブと違うのは【たくさん楽しんでたくさん笑って欲しい】という思いが全くないパターンもありえること。

どっちだって最高に好き。
私は結構、感受性が豊かな方なのでこう見えてめちゃくちゃに涙もろい。
(豊かすぎて困る時もある、友達の失恋話を聞いてて本人より泣いたりする、うざすぎる)

産声が聴こえない は、3人の女性が中心のお話しで、命の重たさを直に感じる。
産みたくても産めない人もいれば、産みたくない人もいれば、産みたくても命を授かれない人もいれば、産む自信がない人もいれば、産むのが怖い人もいれば、ただただ、楽しみな人もいる。
それが現実。残酷がすぎる。 

もっともっと、誰しもが、歓迎できる命にすべきなのに。国がね。
個人の問題じゃないと思う。

だって、産まれてくる環境って選べないから。
私は、ママを選んで産まれてきたと、本気で思っていた。思っている。
でも、そう思わせてくれたママが偉大なだけで、
こんな家に産まれてこなければよかったと思っている人だってたくさんいるのが現実。

終始、心が痛かった。
けど、現代だからこそ、観るべき舞台だと私は思った。

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