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説明組み立て図鑑/犬塚壮志(2022/4)

【要約】
この本で紹介されている80もの型を当てはめることによって、目的やシチュエーションによって上手に説明ができるようになる

【感想】
本と言っても参考書のような内容でしたが、様々なケースで説明する際の話の組み立て方が記載されていました。正直に言うとあまり為になりませんでしたが(さらに、80もの型が紹介されているが、類似しているものが多い)、新たな発見もありましたので紹介いたします。

「因数分解」の型…
⑴理解してもらいたい対象が要素に分解できることを伝える。
(例:退職金制度は、おもに4つ制度が存在します)
⑵理解してもらいたい対象を要素に分解し、具体的に示す
(例:その4つが一時金、共済金、確定給付企業年金、確定拠出年金です)
⑶分解した要素の中で、重要なものに焦点を当て、さらに分解する必要がある場合には分解する
(例:この中の「確定拠出年金」は、「企業型」と「個人型」に分かれています)
⑷分解した要素の中で、特に説明が必要な要素や、最重要視している要素を選ぶ
(例:最近注目を集めており、従業員自身の負担なく導入できる「企業型」について説明させていただきます)

この「因数分解」の説明ですと、たくさんの要素がある話の「何を説明しているのか」を伝えて、相手の頭にすんなり入ってきやすくなります。当たり前に実践できている方も多いでしょうが、私は最初から的を絞った話をしてしまう傾向にあるので、この話法はぜひ実践していきたいと思います。

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