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リーダーシップの旅/野田智義・金井壽宏(2023/11)

96Pに「リーダーとは創造と変革を扱う」と書かれており、このキーワードが一番心に残りました。

確かにこれまで憧れていたリーダーは、常に新しいことを創造し、常に変革を求める人物でした。著書にも登場する偉大な経営者は、マネージャーではなくれっきとしたリーダーであると感じました。

昨今は時代の流れがとても早く、常に新しい価値を創造し、社内外を巻き込んで変革していくことができる人物が必要とされていることは言うまでもないでしょう。

また、日本の多くの企業が、リーダーが生まれにくい組織になってしまっていることも事実です。リーダーを育成しやすい組織づくりも急務であることがよくわかりました。

一方で、「リーダーは常に先頭を切り、本人がそこにいないだけで支障が生じる」とも記載してあり、会社に身を置く人間としては、リーダーばかり増えるとかえって問題が生じるのでは、と思ったのも事実です。

リーダーについて学ぶ1番最初の本として、この本はすごく勉強になりました。漠然と疑問に思っていた「リーダー」「マネジャー」の区別を明確にすることができたし、過去の偉人を例にしてくれるのでイメージが付きやすかったです。

しかし、様々な固有名詞が出てきたり、また共同著書ということで内容に一貫性がない部分も感じられたりと、個人的には少し読みにくい本でした。

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