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なぜなぜ期の5歳から、死について聞かれました。

こんばんは。3歳と5歳の男児達を子育て中のmiiです。

心理学的に2~5歳は、「質問期」または「なぜなぜ期」と呼ばれ、子どもが好奇心からいろんな質問を親にしてくる時期だそうです。
なぜなぜ期真っ只中の我が家の息子達ですが、長男と次男では質問の種類がちょっと違います。

質問の種類が違う3歳と5歳

次男の場合、
「ねーねー、なんでお母さんお菓子食べてるの?」
「なんでお父さんはお仕事行くの?」
「ぼく歯磨きしたくない。なんで歯磨きするの?」
と、身近な人、身近なものに関する質問がほとんどです。
「お母さん、お腹減っちゃったからね。」
「お仕事しないと、ご飯やおもちゃ買えないからね。」
「歯磨きしないと、虫ばい菌来ちゃうからね。そうすると虫歯になって痛い痛いなるよ。」
と、なんとなく答えになってるような、なっていないような感じで返しています。これでいいのかは分かりませんが、わたしは次男の質問の意図は、疑問に答えてほしい以上に、コミュニケーションをしたいということだと思っています。
なので、その場であっさりと答えて、さらに次男からさらに質問が来れば答えて、コミュニケーションを楽しんでいます。

しかし、長男の場合は質問の種類が違います。
「空はどうして青いの?赤くなったり暗くなったりするのはなんで?」
「恐竜はなんで死んじゃったの?」
「台湾と日本はどうして違うことばを使っているの?」
自分の持っている知識から疑問を生み出しているので、本当に説明してほしそうです。ただのコミュニケーションでは終わらず、疑問を解決したいという気持ちが伝わってきます。
なので、こちらもなるべく長男の知っている言葉で分かる範囲で説明します。時には、スマホで調べながら説明することも有りますが、私なりの答えを「たぶんね。おかあさんが思うにはね。」をつけて適当に話すことも多いです。

5歳児に、死について聞かれたら

先日、夜、布団の中で長男に聞かれました。
「ねーねー、ぼくはお母さんのお腹の中にいたんだよね?どうやってお腹の中から出てきたの?」
「えーっとね、お母さんのウンチの穴とオシッコの穴の間に赤ちゃんが出てくる穴が開いてるから、そこから出てきたよ。」
「えっっ!!ぼく、そんな穴知らなかったよ!」
「女の子はみんなあるけど、大事なところだから隠してるんだよ。だから、このお話は他の人にしたら駄目だよ。」
「わかった。次男君も、同じところから出てきたの?」
「いや、次男君はね、お腹にいたときにへその緒(説明済み)が首に絡まりそうになってたから、危ないからお腹をナイフみたいなので切って出したんよ。」
「え!痛かった??」
「あー、でも、切る時は痛くなくなるお薬してたから、痛くなかったけどね。そんで薬が無くなったら痛くなった。」
「へその緒絡まってたらお腹切らないといけないの?」
「うん、へその緒絡まって首がしまっちゃったら息が出来なくて赤ちゃん死んじゃうからね。」
「そうなんだ。」
「でも、ちゃんと手術したから大丈夫やで。今元気でしょ?」
「うん。次男君ずっと死なないの?」
「いやー、今は元気だけど、次男君もそりゃーおじいちゃんとかになったらいつかは死ぬよ。長男君も次男君もお父さんもお母さんも、みんないつかは死ぬんよ。」
「そうなんだ。」

(なんか、落ち込んでる…?)
「でもさ、たぶんすぐには死なないよ。それに、長男君や次男君よりも、多分じいじ、ばあばとか、お父さんお母さんの方が先に生まれたから多分先に死ぬしね。」←今考えると、これ余計やった!励ますつもりが…。
「なんで大人になったら、人は死ぬの?」

「え、えーっと…、年取ると、病気とか怪我しても治りにくくなるからね。おもちゃとかも古くなると直せなくなるやん。人も治せなくなるんよ。だから、病気とか事故とかなかったら年取った人の方が先に死ぬことが多いの。わかる?」
「うん、わかった…。」

しーん…。
なんか静かになったけど、納得したのかな?
さっき眠いって言ってたから寝たのか?

5分後。

「うわーーーーーーーーーん!!!!!うえっ、うえーーーーん!」
長男、大号泣。

「えぇ!!どうした!?」
驚く次男と私。
納得して寝たのかと思っていたので、驚きました。
「死ぬの怖くなったの?」
ぶんぶん!(ちがう)
「あ、お父さんとお母さんが先に死んじゃうから?」
こくん!(そう)

あー…しまったー。怖がらせてしまった。

「大丈夫!大丈夫やで!ずーっとずーっと先の事やからな、ずっと一緒におるからな!」
ぎゅーっと抱きしめました。
しばらく泣き続けていましたが、15分くらいしたら落ち着いて寝ました。

本当は、「ずっと一緒におる」とか確証のないことを私は言いたくはないのですが、さすがにぎゃんぎゃん泣いてる長男を落ち着かせるためには言わざるをえませんでした。

死について、余計なこと言ったな~とは思うのですが、でも今でも正解は分かりません。こういうときってどういうこと言ってあげるのがいいのかな?
わたしは長男の疑問には、できるだけ私のことばを使って説明してあげたい。でも、今の私が思っている世界の見方は、言葉を分かりやすくしたところで長男には合っていないのかもしれない。

「子供の心を絶対に傷つけない」とまでは思っていません。傷ついて学ぶものもあると思うからです。でも、もう少し良い言い方があったのかもなぁ~。でも、ライトさは残しておきたいし…。
まだまだ精進が必要だなーと、反省したのでした。

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