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想定外の出来事を、どう意味付けられるか。

こんばんは。育休中教員のmiiです。

昨年の10月に夫の海外駐在の話が浮上し、今春、育休復帰予定が一転、育休延長になりました。
育休4年+海外駐在4年の長期にわたって教育現場から離れることが決定しました。

夫は転勤の可能性は無いことはないが、転勤族ではありません。海外駐在は、まず無いだろうと夫自身が言っていたため、私は当たり前に「育休復帰してワーママになるんだわ」と思っていました。
しかし、わたしが想像していた未来とは違ったものになりました。

また、昨年12月頃、海外駐在への不安、自分のキャリアへの不安、長男の発達不安と育児疲れから、鬱になりました。
毎日寝られなくなり、昼間はずっと心身ともに不調でした。
でも、そんな私の状態を知る由もなく、抱っこや絵本の読み聞かせをせがんでくる息子たちに対して、「やりたくないのに」と思いながら、涙を流して抱っこや読み聞かせをしていました。


そのように気持ちが落ちていた私だったので、育休延長で遠ざかった教員の仕事に対しても、ネガティブな気持ちを持つようになりました。

ある日、束の間の睡眠でみた夢の中で、なにをやっても学級崩壊する夢を見ました。
何度巻き戻しても学級崩壊する夢……。

ただし、産休育休に入る前にも、忙しさからくる疲れから学級崩壊の夢は何度も見た事がありました。それでも今までは、なんとか自分を誤魔化し誤魔化しやってきました。
それが、鬱になることで教職への不安が一気に強くなりました。

今回その夢を見て、私は教員という仕事が怖くなったのです。
自分は教員に向いているのか。
自分は教員をする能力があるのか。
自分は教員という仕事が好きなのか。

おそらく、ただ育休から復帰することになっていたら、今まで通り誤魔化して見ないふりしていたと思います。
そうすればここまで苦しむこともなければ、教員という仕事についてここまで自問することは無かったでしょう。

鬱を抜ける為に、メンタルヘルスや健康に関するいろんな本を読んだり、カウンセリングを受けたりしました。
自分のキャリアについて考える為に、違う仕事(コーチングやWEBライター)について調べたり、投資(不動産投資や株式投資)について勉強をしたり、様々なキャリアを進む人々の本を読んだり、ZOOMで講演会に参加したりもしました。

でも、いろんなことを学んでいくうちに気付いたことは…

他の仕事は、やりたいとは思わない。。
でも、教員の仕事に生かせそう。
「世の中にはこんな仕事がある、こんな仕組みがある」ってクラスの子どもたちに教えたい!
その為にはどんな授業が考えられるかな?
どんな言葉や働きかけで伝えられるかな?

このように自然と考えに教育フィルターがかかってきます。そして、それに、ワクワクしている私。
やっぱり、私がやりたい仕事は教員だったようです。
そして、自分が経験したこと、学んだことは、教員の仕事に余すことなく生かせるのだと気付きました。

じゃあ、想定外だけれど、せっかくできた4年間の海外駐在帯同生活については?

『他の教員には得られない、貴重な長期研修期間』と意味付けて、
「なんでも挑戦してみよう!」という所に心を定めることが出来ました。

自分の心が決まったことで、オンラインでもオフラインでもいろいろな繋がりを増やしてみました。
やったことないことに挑戦したり、新しく知り合った人から新しい考えを知ったりしました。
(具体的には…近所のママ友と合奏、地域センターで託児付きの市民講座に参加、オンラインコミュニティ参加、オンラインで読書会参加、など)

想定外の出来事が起こった時、それを生かすも殺すも自分次第。
だから、自分でいかに腹落ちした意味づけが出来るかによって、踏み出す一歩の大きさが変わってくるのだと分かりました。


ただ……ただね……
私、まだ出国していません。笑
まだ夫の海外駐在の打診が来て、受けたというだけです。
なのに、このような巨大なパラダイムシフトが起きました。

と、いうことは?
海外生活を経験することで、更に巨大なパラダイムシフトが起こり、5年後の私は全く違った私にパワーアップしてしていることでしょう。

変化していく自分に、自分が一番期待しています。

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