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子作りは自分の為に


当たり前ですよね。


でも、頭の片隅で


〇〇の喜こぶ顔が見たい。
〇〇に見せてあげたい。
〇〇のために。


って思っていた節があります。


もちろん、妊娠報告時はみんなとても喜んでくれましたし、



年齢的にも妊娠確率が低い状況の中、
不妊治療に奮闘し、
苦悩した私達を見守ってくれていた人達は、
涙を流して喜んでくれました。

妊娠は
私の人生で表彰されるべき快挙だと思っています。



44歳(正しくは43歳363日)で妊娠判定をもらえたんです。


それは、それは、
信じられない運を持っています。

それ故に
周りからの反応も、より強く求めてしまっていたのかなぁ


義母は、すでに孫が6人います。
それでも、
長男に第一子ができる事を
たいそう喜んでくれました。
長男の孫は特別なのだろうと思います。



お腹が大きい私の姿を見て、
「大きくなったね。体調大丈夫?」
なんて、気にしてくれるだろうか。
と、期待して待ち合わせ場所に行きます。


第一声は普段と変わらず、
日常的な愚痴から始まりました。
以前と変わらない会話。

意外にも触れられない私のお腹。
妊娠のこと。



あれ?
と思います。

ひとしきり話した後に、
思い出したかの様に、
「そういえばお腹あまり大きくないね。赤ちゃんのためにも食べなきゃダメだよ。」


と言われただけ



うーーん、、、
思っていたのと違う、、、、、


10年前に出産をした姉
私が妊娠した時の為にと、
玩具、衣類、ベビーカーなど全ての幼児グッツを友達にも渡さず保管してくれています。

それが負担に思い、
他の人にあげていいよ。
と、投げやりになった時期もありましたが、
妊娠できると信じて10年貯め続けてくれた。



その量は、6畳の部屋を一室潰してしまうくらいです。

溜まっていく子供ちゃんグッツを見て、
申し訳無い気持ちになることもありました。


そんな姉も、
もちろん妊娠報告は喜んでくれて、
体調を心配してくれ、温かい言葉もかけてくれます。


つわりが落ち着いた頃、
自宅に遊びに行く約束をし、
どんな楽しい話ができるのだろうと楽しみにしていたのだけど、、、、



姉は10歳の息子に
宿題をやりなさい。
片付けしなさい。
お腹の子に良くないからくだらないYoutubeを流さないで!



と、しきりに怒っていて、
まともに会話が出来なかった。


うーーーん、、、

思っていたのと違う、、、、、


一緒に不妊治療を闘い続けてくれた主人。
それは、それは、妊娠判定が出た時は大喜びし、一緒に心配し、二人でお腹の命を繋げるぞ!と共に思ってくれていると思っていた。

でも、時折反応が
あれ????
自分のことしか考えてないんじゃない??
お腹に赤ちゃんいること忘れちゃった??

と、疑問を抱く瞬間がある。


うーーん、、、、


いや、いや、


私が勘違いをしていた。
周りに求めすぎてた。


1日中、寝てる間もお腹の赤ちゃんの事で頭いっぱいなのは私だけ。


周りは今まで通りの日常がある。
姉には子育てと仕事の両立で日々いっぱい。
主人は仕事がある。もちろん私の体調面は気にかけてくれているが、ずっと気にもしてられない。


私はいつからか、
子供ができたら喜んでくれる家族がいる。
そんな喜んでくれる家族のためにも、
不妊治療頑張らなきゃいけない。

家族の為
と思う様になっていたのかもしれない。



さらに、
人生最大の偉業を成し遂げたのだから、



みんなから最大のエールとサポートと可愛がりを当たり前に受けらるものだと思っていたのだ。


大きな勘違い😑

43歳の不妊治療は綱渡り
それ故に、妊娠できた事は偉業を成し遂げた思いなのだけれど、
家族はそれまでの苦労を知らない。



仕事も諦めて、
妊活に全人生捧げた。
そんな事を知る人は主人だけ。

お金もたくさん費やした。
家を建てる頭金も使って、マイホームを持つ時期も遠のいた。


そこまでして、
偉いなんて思っていない。


わかっている。


わかっているけど、


妊活中、
苦しい時、堪えて、耐えて、平然を装おってきた。


だから、
今、めいいっぱい、自分を褒めて欲しかった。チヤホヤされたかったんだと思う。


よくやったね!
頑張ったね!おめでとうって。
何回でも、何回でも言って欲しかった。


だから自分で褒めてあげよう。
沢山、たくさん言ってあげようと思う。



子作りは、
誰かに褒められたいためにしたわけじゃ無い。
誰かの為にしたわけでも無い。
自分のためだ。

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