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今日という日に思うこと

寒いね。という書き出ししか思いつかなかったくらいには、今日は寒い。春、まだですか?

今月の更新が最終日になってしまった。今年は閏年。2月29日に更新できるのは4年に一度しかないということは、結果オーライな気もする。こういう風に、物事を良いように考えるのは結構得意だ。

私は過去を振り返ることが好きなので、2016年から毎日日記をつけている。毎日と言っても、数日分溜めて、えーっとこの日は何をしていたっけかなと、写真やTwitterの呟きや夫とのLINEを見返して思い出しながら書くのが常である。それでもなんとか、8年間、一日の空白も作ることなく日々を綴っている。

日記を始めた2016年は退職や結婚など、人生の中でも環境が大きく変わる年だったので心境を残しておきたいなと思ったのがきっかけだ。

当初は5年日記、今は10年日記をつけている。日付ごとの5年ないし10年分が1ページに収められているため、今日の日記を書く上段に、去年の今日の日記があり、日別に振り返りやすい。振り返り好きの私にはもってこいの構造だ。

というわけで、8年前と4年前の閏日は何をしていたか日記をめくってみた。こういうちょっと珍しい日は振り返ってみようと思いがち。誕生日とか記念日とか。

2016年2月29日(月)はまだ結婚前で会社員をしていたので、ほぼ仕事のこと。他部署の後輩の退職日だったようだ。この日から会っていないけど元気かな。お人形さんみたいに白くて小さくて、笑うと顔がくしゃっとなって可愛い子だった。そういえば就業中によく居眠りをしていたな…要らんことまで思い出してしまった。
仕事の進捗のメモも記しており、専門用語が並んでいて懐かしい。こんな単語は現在の日常会話では使わないので、ほぼわたしの脳からは消え去りかけていたが、見ると思い出すということは私の語彙量に少しは加算されているのか〜なんて思ったり。
「今日はあまり喋ってないけど、帰りは機嫌よかったな…」という最後の一文に、機嫌を諸に態度に出すタイプの先輩に頭を悩ませていた日々を思い出す。

2020年2月29日(土)は第一子である息子0歳児を家庭保育している専業主婦になっていた。上記の日記を振り返って「4年前の私、仕事嫌すぎているな。4年後はとっても幸せだよーって教えてあげたい。」という、なんともハッピーな一文。
そして、夫が会社の温泉研究会の行事で日帰りで地方の温泉地へ行っている。そういえば入っていたな、温泉研究会…。本人も忘れていると思う…。
私は家に高校からの友人が来てくれており、楽しい時間を過ごした様子。その子とは先週も一年ぶりに会ったところで、昔も今も変わらない関係性で繋がっていられていることに嬉しく思う。

ちなみ今日は、息子を園に送った後、娘と少しお散歩して帰宅。寒いし雨予報なので家で絵本を読んだり、ボールプールを出して遊んだりした。娘は長引いている風邪のせいか、珍しく食欲がなく、昼食のプチトマトとポークピッツを少しだけ食べて、すぐにお昼寝に入ってしまい、私はこのnoteを書くに至った。この後は少し運動をして、家事をし、息子を迎えに行く。

という、今の私にとってはなんてことない一日。だけど、いつかの私には戻りたくても戻れない一日なのかもしれない。もしかするともっとネガティブな感情を抱くのかもしれない。

4年後の閏日は何をしているだろうか。今日を振り返って何を思うだろうか。

何かを思うために、私はこれからもまた日々を綴っていこうと思う。


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