歳を取ったなと思っちゃいますか？

結論から言うと、歳は取ります。
当たり前だと思われようが、取るものは取ります。

日本人はとかく「若々しく」というのが好きなのだと思います。
健康食品のCMなどを見ていると、必ず「健康で元気に」と「若々しく」というのがワンセットでアピールされています。

女性用のサプリメントなどは同じ60代として圧倒的に若く見える方と、年相応に見える方の写真が比較対象として並べられていたりもします。
冷静に考えると、何とも失礼な話だと思うので是非とも年相応として扱われた方のギャラをお高くしていただきたいと常々思っております。

歳だからで済ましてしまう

かくいう私も40代なので、体力も落ちてきているし、すぐに疲れるし、お肌も曲がり角どころかうねりにうねっています。
周りの同世代の主婦の友達もある日、「最近、疲れやすくなってきて家事をするのも大変」とLINEをしてきました。
そしてとどめの「歳だからかな~」という一文も忘れていません。

私は「歳だから仕方ないでいいんじゃない？」と返します。
だってある程度の衰えは前述のサプリメントをたとえ飲んだとしても、どうやったって仕方ないじゃないですか。

だったら、「いや歳なんで・・・」で済ませるならばそれでいいのではないかと思ってしまうのです。
私なぞ仕事で上司にちょっと新しいことをすると言われて「歳だからムリな気がします」と言って、上司の目を点にさせてしまう始末です（結局やりますけれども）。

歳を取らない人々

もちろんアニメやコミックでしか知らないけれど、歳を取らない人々は概ね大変ですよ。特に子供だとなおさら悲惨。
スペースオペラ、「カウボーイビバップ」の「悪魔を憐れむ歌」や高橋留美子先生の「人魚の森」に出てくる歳を取らない子供は子供が一人では生きられないことを痛いくらいに知っていて、寄生するための大人を確保するために犯罪を重ねていきます。
子供では働くこともままならない、当然の結果なんだろうとも思えます。

見た目は子供、中身は大人、「名探偵コナン」のキャッチフレーズみたいですが、実際に永遠に歳を取らずに生き続けることを考えると、何とも世界はグロテスクだと思えてきます。

もちろんあらがってもいい

しみやしわが気になるのも当然だと思いますし、体力が落ちるのもつらいところではあります。
今は良い化粧品やプチ整形やなどもありますし、ジムで筋トレしたり、もちろん気が済むまで年齢にあらがってみてもいいと思います。

ただ、ふとそんな毎日に疲れたら、「ま、だって歳だし」っとフッとつぶやいてみると気が楽になりませんか？

歳なんて息して寝てるだけでもどうせ取りますからね(笑)