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Sir James Galway:フルート マスタークラス - 「良い音色のためのアンブシュア」

随分とお久しぶりの投稿になってしまいました!

三度目の緊急事態宣言が出て、ミュージシャンとして今できることはなんだろうか?と考える日々です。とにかく与えられた時間を有効に使えるように、日々試行錯誤しています。

さぁ今日は、サックス奏者の持ち替え楽器として求められることも多いフルートのアンブシュアを見直したくて、以前アメブロに投稿したものをこちらにもまとめてみました。

ぜひYouTubeの動画を再生してデモンストレーションを見ながら聴きながら、翻訳を参照してみてください!

では、お楽しみください♬

Sir James Galway Masterclass - Embouchure: Getting A Good Tone
サー・ジェームス・ゴールウェイ マスタークラス -
アンブシュア : 良い音色のためのアンブシュア
Dallas Texas, Feb 24/07
アメリカ合衆国テキサス州ダラス 2007年2月24日

このフルートは昨日、吹いていたのですが、掃除していません。
ですから、私が吹いた痕跡、つばの跡が見えると思います。(笑)

マークさん(カメラマン)、映してもらえますか?
跡が見えるでしょうか。ここです。

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これが私の唇がどのくらいフルートを覆っているかです。
皆さん良い音で吹くために、唇を浅く置くように言うでしょう。
でもこの跡が全ての記録です。
私もウィリアム・ベネット氏も唇を浅く置きません。
私たちはフルートの中に向かって息を入れているのです。
そんな私たちの演奏はどうでしょう?欠如していますか?

下唇を上唇の上にこのように置きます。
(デモンストレーション)


そして向こう側へ真っ直ぐに息を吹き込みます。
(デモンストレーション)

画像2


そして少しずつ上手にできるように整理します。
(デモンストレーション)


やっているうちに、上の音がフラットしている(音程が低い)と思うでしょう。
ですが、上の音がフラットしているのではなく、
下の音がシャープしている(音程が高い)のです。

ですから、息をもう少しフルートの中に入れるように吹かなければいけません。
これがフルートの中に息を吹く理論です。これに順応させます。
(デモンストレーション)


私が演奏するとき、この典型的なスタイルのように
フルートから唇が離れていないのがわかると思います。
(デモンストレーション)

わかりますか?
(デモンストレーション)

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すでに、柔軟性を習得することができます。
どうしてかというと、このオクターブを吹くには、
変化をつけなくてはならないからです。

オクターブ上を吹くためにただ単に息を強く吹き込んではいけません。
その代わり、息を直接、導いてあげるのです。
(デモンストレーション)


もっとフルートの上に唇を乗せるんです。
マークさん映してもらえますか?
(デモンストレーション)

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さあ、頭部管でこれができるようになると、
フルート本体を組み合わせてすぐに、
オクターブを吹くことは大した問題ではなくなるのに気がつくでしょう。

正しい音を正しい位置で吹くことも、
もう問題ではないはずです。

唇に柔軟性ができると、
イントネーション(発音や音程)がもっとコントロールしやすくなるでしょう。

柔軟性を習得するのです。
私の言っている意味を理解してもらえますか?
ほら、こうですよ。
(デモンストレーション)

さて、これには少し時間がかかります。
私自身が理解するまで一ヶ月くらいかかりました。

ですが、私には本当に効き目がありました。
私の昔のメリル先生は「他のことはせず、これだけ練習しなさい」と言いました。
私が毎日そうするとでも思ったのでしょう(笑)

普通の子供のように、先生が見ていない時は遊んで、
父親が仕事から帰宅したら、このトレーニングを
ずっとしていたかのように振舞っていましたよ(笑)

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実際に、このシンプルな練習方法が、
生涯、私にとって役に立ちました。

アンブシュアの問題は一度も起きませんでしたし、
今まで所有したフルートのほとんどはとても良く吹けましたよ。

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以上。

翻訳はここまでです。

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熱心に何度もデモンストレーションしてくれて
最後にはお茶目な一面も見せて子供のように笑うゴールウェイさん。

4分ちょっとの動画ですが非常に学ぶことが多いです!

さぁ、練習がんばろうっと!





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