オードリーが今アツいのはなぜか？(3)ANN10周年ツアー武道館レポート

3月2日(土)、オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー武道館講演が行われた。
来場者数1万2000人。ライブビューイング1万人。合わせて2万2000人が同時に見ていたことになる。
私もバックステージ席を運良く取れたので、武道館へ行ってきた。

当日14時頃に着き、九段下駅の改札を出たとたん、限定グッズを身につけたリトルトゥースたちがわんさかいた。
今回のグッズは緑・黄・赤のラスタカラーや、「リトルトゥース」のロゴ入りなど分かりやすいグッズが多かったので、よく目立つのだ。

ラスタカラーのリストバンドをゲットしたが、これがなかなかにダサい。
多分わざとやっている。
若林も「誰も買わねーよ」と言っていた。
ダサいグッズを身につけて武道館を歩いてるダサい集団…なかなか面白い絵面。
しかしグッズは完売が相次ぎ、ラスタカラーのTシャツでさえも売り切れが出ていた。物販とガチャ、フォトブースは前日販売もしていたようだ。
キーホルダーガチャが完売で、回せなかったことが唯一の心残りだ。「めがねのツル」バージョンがほしかった。

リトルトゥースの層は、男女比7:3くらいだった。もっと40〜30代の男性が多いかと予想していたが、大学生もけっこう多かったように思う。30〜20代女性は15人に1人くらい、年配の人は300人に1人くらい。あと10代女性は壊滅的にいなかった。いてもカップルだった。
団体客はほとんどいなかった。全体の半分くらいは1人で、あと半分くらいは2人で来ていた。この辺はさすがラジオという感じだ。
私の席の両隣はどちらも1人で来ていた人だったが、それぞれの笑いどころで笑っていて、気を使わない楽な空間だった。

ちなみに夫の弟も来ていたらしい。が、彼のことは1〜2回しか会ったことがないし顔もぼんやりしか覚えていない。ごめん。
現地でばったり会うこともなかった。多分。
そもそも深夜ラジオを聴いていてめがねのツルで爆笑していることを身内に知られるのなんてめちゃくちゃ恥ずかしい。
身内が同じ会場にいるということだけでも面白すぎるのに、めがねのツルの話なんてできるものか。おぉ怖。

でも、案外近いところにリトルトゥースはいるのかもしれない。
1万2000人が集った会場を見て、
リトルトゥースってこんなにたくさんいたのか。今までどこに潜んでたんやろ？
と隠れキリシタンみたいな気持ちになった。

ちなみにフォトスポットは60分待ちだったので、並ぶのはやめた。

開場後は入口に関係者から贈られた花が飾られていた。でんじろう先生からの花も。ちょうど最近でんじろう先生の話をANNでしていたので、名前を見てニヤついた。

さて、肝心のライブ。
オープニングトークに始まり、2人のトーク、ヒロシのコーナー、ゲストの登場、しんやめのコーナーとラジオに沿ったものだった。最後は漫才を30分して、なんと合計3時間半強。途中でトイレ休憩15分も挟んだ。宝塚ばりの上演時間である。
私の席は北東2Fの最後尾から3列目。出演者は豆粒くらいにしか見えなかったが、馬鹿でかいモニターがあったので事足りた。
出演者はみんな極力360度気を配ってくれていたので、後頭部だけ見ないですんだ。

いざライブがはじまると、いつものあのテレッテッ、テッテレレテッテレの音楽がかかる。

備忘録として個人的なハイライト↓
・若林が青森へ40代の若手イタコ(フリースを着ていた)に会いに行き3000円を要求された話
・ハシゴして会いに行ったイタコが木の数珠など着用していて「コレコレコレ！」となった
・春日、狙ってる女にフライデー謝罪のため旅行へ行き11万使う。1回4万で計算。
・春日の狙ってる女がサプライズで登場
・バーモント秀樹、リトルトゥースの年齢層を無視したモノマネ
・ビトたけしの歌が普通に上手だった
・漫才でイタコ再び
・エンディングでのイタコ音声

相当イタコに持っていかれたが、大充実の3時間30分だった。
特にエンディングで今までの歴史を振り返っていく映像は、今までラジオに時間を費やしてきて良かったなと思った。
くだらないことは良いことだ。

creepy nutsがシークレットゲスト的に登場するかと期待していたが、録音音声で2〜3分程度だったのが少し残念だった。でもその心残りをすべて吹き飛ばすほど梅沢富夫で笑ったので良しとしよう。

すべて終了したころには20時となっていた。
21時ちょうどの電車に乗らなければ、新幹線の終電を逃す。猛ダッシュしたいところだったが、混雑する武道館からなかなか出られない。(プレゼントのニチレイふかひれスープはきちんともらった。お弁当にグー！)
むちゃくちゃ焦ってたので混雑している写真を撮るのを忘れた。

30分ほどかけ、なんとか九段下駅に。
駅のロッカーに荷物を預けていたのだが、その荷物を取り出すのに必要な暗証番号入りレシートがなくて20分ほどうろたえた。
ポケットにない、財布にない、ロッカー管理会社に電話して開けてもらおうとするが、「明日の朝8時以降に連絡くれたら開けに行きます」。
そんな悠長なこと言っている場合ではない。こっちは今日大阪に帰れるかがかかってるんだ馬鹿野郎！うんこもらせ！と思いながらも「わかりました、もう少し探してみます」と落ち着いたふりをして電話を切った。
あと5分で終電。ヤバい。
絶対どこかにあるはずだ、と鞄の中をもう一度ひっくり返すとクリアファイルの中からレシートが！おお、神は我を見捨てなかった。
無くしてはいけないと、自分でご丁寧に入れたのだった。馬の鹿である。
終電に飛び乗ると、1本もミスしてはいけなギリギリの戦いをなんとか制して新大阪行き新幹線へ。さらば武道館。さらば東京。

ホッとしたのもつかの間、前の座席をパッと見ると「リトルトゥース」と書かれたクソダサグッズ着用者を見つけた。
こうして見るとやっぱダセェな、としみじみ今日の武道館公演を噛み締めながら帰阪するのであった。

ラジオの楽しさを教えてくれてありがとうオードリー！生きる楽しみがまた１つ増えました。
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