Miho Oashi

編集者・ライター。大学卒業後より、女性誌を中心に活動。2015年から2019年までタイ…

Miho Oashi

編集者・ライター。大学卒業後より、女性誌を中心に活動。2015年から2019年までタイ・バンコク在住。現地フリーペーパーの編集長を経て、栃木県益子町で益子焼を修行。2020年から東京にベースを戻し活動しています。

最近の記事

コロナ禍中にアメリカに行ってきた話 〈入国手続き編〉

ただいま。 10月8日から25日まで、アメリカにいた。ロサンゼルスとニューヨーク(端と端)。理由は、今年の6月に4年付き合った恋人と入籍したから。彼はタイ人で、いまはロサンゼルスにいる。タイ人は、ビザなしだと日本には2週間しかいられない。ので、隔離期間だけでサヨナラ〜となる。一方の私も、タイへの入国が厳しい&ややこしいので、タイへ行くことは考えていなかった。そんな中、彼が「アメリカ行ってくる!」と言うので、じゃあそこで会えるね〜となったというわけ。 コロナ禍に結婚して、や

    • 最近読んだ本

      最近読んだ本をざっくばらんに紹介します。 はい、まずは韓国から『私たちにはことばが必要だ』です。まず、タイトルがとってもいいですよね。もうこのタイトルで8割は買おうと決めていました。そしてこの装丁。 いわゆる、ハウツー本でした。そっか、こんなことにも怒っていいんだ、これが普通って洗脳されてたわ、という日常に隠れた暴力に気がつける本。爽快に読めると思います。 次は、こちらもフェミニズム本。というか上野千鶴子さんが大好きです。生き方がパンクだもん。田房さんとの対談形式で進む

      • 2/23(火)ソーシャルメディアとの付き合い方

        気がついたこと。ここ最近、SNSに依存していた。 特にインスタグラムだけれど、毎日のようにストーリーをあげたり、誰かの投稿をみて苦しくなったり、自分の投稿に葛藤をぶつけたりしてた。 でも、ふと立ち止まってみる。どうして私は偉そうに、怒ったりしてたんだろう? 自分の世界が、小さい、とても小さいインスタグラムの中に集約されて、その中で生きるようになっていた。 そもそも、いつからだろう。自分が今何をしているか、何に興味があるか、何をしてきたか、そんなことを逐一誰かに知らせるよ

        • アメリカの選挙と日本の外国人差別

          ミネアポリスでの事件があって、その後すぐに#BlackLivesMatterが起きて、私はあれ以来ずっと、大切な友人でアフリカ系アメリカ人のマーセルと話をしていた。 彼はセネガル人(といえどいろいろ血が混ざってる)の両親のもと、ニューヨークで生まれて、その後はパリ、コートジボワール、ベルリン、カリフォルニアと世界を転々としてきた。セネガルは国が貧しいので、散り散りにならざるを得ないのだという。だから彼の兄弟や親戚も、パリ、ニューヨーク、ベルリン、ダカール、と世界中に散らばっ

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          暗いニュースと瞑想Netflix

          ここ最近、立て続けにあった悲しいニュース。 ひとつは、テラスハウスに出演中だった木村花さんがネットの誹謗中傷が原因で自殺したこと。テラスハウスは観たことがないけど、ニュースで知って、彼女のインスタグラムを見た。まだ亡くなってから24時間以内だったから、ストーリーは“生きていた”。この世界にはもう存在していないのに、そこには生きていた頃の投稿だけが残っていて、なんだか不思議な感じがした。 これをきっかけに、ツイッター上で誹謗中傷をしていた人々から謝罪のDMが相次ぐ、というよ

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          「ペスカタリアン」になる。“食べ方”の選択は“生き方”の選択でもある

          突然ですが、「ペスカタリアン」って知ってますか。誤解を恐れず言うと、ベジタリアンの魚介版みたいな感じ。 まず、ペスカタリアンたる人々が大体どんな食生活をしているか。これの一番簡単な言い方はおそらく、「魚介類を食べて哺乳類は食べない」ということだと思う。乳製品や卵は食べる人が多いらしい。じゃあどうしてペスカタリアンになるの? というのでは、それぞれいろんな理由がありつつも、大体の人が「健康のため」「環境問題のため」「飢餓を救うため」「動物虐待に反対」「倫理的視点から」などの観

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          コロナウイルスが世界を侵食しつつあった2月の台湾旅行の話

          今年の2月16日から23日まで、台湾にいた。 コロナが世界を震撼させるその直前、台北・台南と旅行をして感じたことを書こうと思う。 日本ではその頃「ダイヤモンドプリンセス号」が話題になっていて、うちら本当に台湾行けんのか? とヒヤヒヤしていた。私と彼は7ヶ月ぶりに日本で再会し、栃木、東京、大阪、台湾と旅行する予定だったのだ。 台湾=中国という先入観からか、多くの人に「(行くのは)やめた方がいい」と言われてた。確かに台湾の正式名称は中華民国だし、北京語を話すし、今の台湾

          コロナウイルスが世界を侵食しつつあった2月の台湾旅行の話