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#082 『レ・ミゼラブル』(2012)

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( 082/365)
『レ・ミゼラブル』(2012)(158分)
原題: 『Les Misérables』

銀の燭台。24601号、ジャン・バルジャン。

『赤毛のアン』と『レ・ミゼラブル』は中高時代に学校行事でミュージカルを見た思い出がある。今思うととてもありがたい話である。

とは言え、もうそれも20年近く前、内容も朧気だし、映画となるとまた趣も違う。

本作は同名小説のミュージカルの完全映画化である。
つまり小説とは少しの差異があり、ミュージカル映画である。

いやーこんな話だったのか、、これ、ミュージカルでどう、表現してたんだ、改めて見たくなった。

物語の時間的推移が、7年、9年と遷移しており、物語冒頭から16年経過する。結構衝撃。そんな長い話だったとは。(僕の計算間違いかもしれないけど、原作では18年の物語である。どこかで見逃したかな、、マリユスの怪我の回復期間かな。2年くらいはありそう)

あらすじ。
投獄されていたバルジャンが、仮釈放中に助けを乞いた教会で盗みをはたらき捕まる。司教は盗まれたのではなく「差し上げたものであり、慌てて、お渡ししようとしていた銀の燭台をお忘れですよ」とまで言わせてしまう。
バルジャンは悔いを改め、マドレーヌと名乗り7年の月日を経て市長になり、工場経営者になる。

バルジャンの工場で働いていたファンティーヌは宿屋に預けていた娘コゼットのために仕送しながら働いていたが、誤解から解雇され、髪や奥歯を売り、しまいには娼婦に身を窶してしまう。
バルジャンはファンティーヌへの贖罪のためコゼットを引き取る。

バルジャンは仮釈放中に姿を消し、マドレーヌと名乗っている。ジャベール警部は法の番人としてバルジャンを追う。
そしてさらに9年。物語は7月革命の前夜である。
美しく育ったコゼットに惚れたマリユスとバルジャン、ジャベールの運命は。

ミュージカル映画をたくさん見てきたわけではないから、一概にはいってはいけないのだろうけど。
当然自然ではないはずなのに、逆に演技が自然に見えるというすごさを感じた。
個人的には子どもの頃のコゼット、ガブローシュ少年の子どもの演技がすごい。
少女コゼットの不安そうな演技はほんとすごい。
もちろん少年少女だけではないけど。

レ・ミゼラブルは「悲惨な人々、哀れな人々」を意味する。
物語はジャン・バルジャンの生涯を描くが彼1人の話ではないことを意味する。
彼らの人生は悲惨だったか、救いがあれば、それは悲惨ではないのか。少し考えてしまうかな。

ラストはミュージカルらしさで終わるのがいい。

監督
トム・フーパー

主演
ヒュー・ジャックマン
ラッセル・クロウ
アン・ハサウェイ
アマンダ・サイフリッド
エディ・レッドメイン
ヘレナ・ボナム=カーター
サシャ・バロン・コーエン
アーロン・トヴェイト

ファンティーヌ、、アンハサウェイだったとは。気づかなかった。

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