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#073『インターステラー』(2014)

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( 073/365)
『インターステラー』(2014) (169分)
原題: 『Interstellar』

長い! 169分なので、2時間49分。 
ただ言えるのは、後半の畳みかけからはあっという間に終わりにたどり着ける。 

植物の枯死、異常気象により滅亡の危機せまる地球。クーパーは農園で義父と息子のトム、娘のマーフと暮らしていた。自宅の本棚から本が堕ちる現象からある場所を見つけ出し、マーフとクーパーはその場所に辿り着くと、大昔になくなったNASAが秘密裏に復活していたのだ。 
この危機を超えるには入植可能な惑星を見つけるしかないと告げられる。 元宇宙飛行士であるクーパーは操縦技術を買われ、地球の存亡をかけたプロジェクトに参加を求められる。愛娘であるマーフとの別れを惜しみ、アメリア、ロミリー、ドイル、2体の人工知能ロボットともに宇宙へ旅立つ。 

実はクーパーが旅立つ前に12人の先駆者が旅立っており、マン博士を初め3人からの発信が届いている。

土星に発生しているワームホールの先にある、入植可能の可能性が高い惑星へ合流するのが目標だ。彼らの発信のうちどの惑星が入植が可能かは見極めながら進まなくてはならない。

地球との時間差が起きる。子どもたちは年を取り、地球の危機もカウントダウンが進む。

監督はクリストファーノーラン。鑑賞後に知った… あー。たしかに、たしかにそんな感じ。 

前提条件はすごく端折っている。NASAが廃止になっていること、この地球の危機はどうして、対策できなかったんだろうとか、いろいろ考えてしまう。

またクーパーはマーフとの絆によって地球とワームホール先からの情報の交換を行い、クーパーも帰還するが、「ん?なんか大団円になってるけどそれで済むっけ?」ってなる。

SFをすこしかじってたり、”流れ”で物語をとらえる力がないと楽しめない気がする。 なんだかノーランの映画って結構不親切なところがあるような気がしてきた。 やっぱり無駄に遠回りな表現が多いというか。

とはいえ、ラストの30分はとてもいいような気がする。 

SFが好きなら見るのはあり。重力波というのは、最新科学なのです。

若干宗教的な要素がある。ラザロ計画は聖人の名前からとっているし、12人の乗務員はおそらく12人の使徒である。というのは、まぁ少しネタバレサイトを見ての知識だけど。クーパー(ジョセフ)は聖ヨセフで、マリアの夫。神の父である。マン博士を救ったときに「君たちが神のように見える」とマン(=人類)がいうのもメッセージ性を感じる。

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