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#076 『世界にひとつのプレイブック』(2012/2013)

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( 076/365)
『世界にひとつのプレイブック』(2012/2013)(122分)
原題:『Silver Linings Playbook』

デヴィッド・O・ラッセル監督。マシュー・クイックの同名小説原作。

個人的には見ていてずっと辛い。結末は大団円だけど、結果よければ〜って思うにはちょっと色々と大変すぎる。

8ヶ月の精神病院に入院していた、パット(ジュニア)。妻ニッキの不倫現場に出会し、不貞相手を病院送りにしたのだ。
パットは躁鬱病だが、自分は完治していると信じている。しかし薬に頼らないために、発作はおきるし、傍目からは、病状そのものだ。
パットはニッキに会いたい。接近禁止令が出ているがパットのなかでは"ニッキ、ニッキ、ニッキ、ニッキ、ニッキ!"だ。
パット、ニッキ、共通の友人のロニー夫妻。妹のステファニーがもう1人の主人公である。警官の夫を亡くした混乱で性依存症になってしまい、職をなくしたステファニー。薬に頼らないということから意気投合が始まるが、ステファニーは自分を取り戻すために、パットはニッキの連絡の橋渡しをしてもらうという条件のためダンスパーティーに出場を決意する。

父パット(シニア)はアメフトの賭博をしてる。全財産をかけて負けてしまったが、ステファニーに機転により、もう一度賭けのテーブルに。

アメフトの試合に勝ち、かつパットとステファニーのダンスパーティーで、指定された点数以上を取らなければならない。

精神的な何かを克服するということはかなりの困難である。
仕事みたいに目に見えるわけじゃないし、完治したと、は、必ずしも言い切れない。双極性障害について少しだけ学んだことがあるけど、これは完治するものではなく、うまく付き合うものなのだ。
パットとステファニーは今後も困難があるとは思うがどう折り合いをつけていくんだろう。

主演の2人。ブラッドリー・クーパーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのアライグマことロケットの声優であり、本作では、製作指揮をとっており多彩な人である。
ジェニファー・ローレンスはX-MENのミスティーク。

偶然だけど昨日に引き続き、老ロバート・デ・ニーロ、比較するにはちょうどよかった。

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