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#085『ハンコック』(2008)

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(085/365)
『ハンコック』(2008)(92分)
原題:『Hancock』

監督
ピーター・バーグ

主演
ウィル・スミス
シャーリーズ・セロン
ジェイソン・ベイトマン

アメコミじゃないヒーローもの。アメコミヒーローものには色々と"おきまり"があるけど、ハンコックもその範囲内にある感じ。
主人公の葛藤、大事。

基本的には怪力、飛行能力、物理攻撃無効、不老不死。

ハンコックは有名人だ。道路のベンチで寝っ転がってても、幼児から「犯罪がおきてるけど行かないの?行くんでしょ?行かないの?クズだね」とか言われて現場に向かう。

問題は解決の仕方が荒い。力任せで、誰からも尊敬されない。ハンコック的には「いや、悪党退治しただろ?人の命は救ったじゃないか?」ってところかな。

物語はそんななか、救われたレイ(ジェイソン・ベイトマン)がハンコックをプロデュースしていくところから始まる。
まずは1度服役して、ハンコックを求める声を待つというものだ。ヒーロー取扱説明書を叩きこむ、そんな話かと思ってたら、彼の根幹(謎)を知る人物が。
その人物からもたらされる情報はあー、なるほどーと言わせる設定だ。

ハンコックはハンコック2の製作発表だけされてそのまま今に至っている。もう10年なので、もうないかもなぁ。もったいない。
まぁ、MCU『マーベル・シネマティック・ユニバース)の開始も2008年で、世界がmarvel熱で盛り上がってしまって、撤退したのかなとか思ってしまう。

アメコミのお決まりだけど、第1作でヒーローがヒーローになっていく物語を描き、第2作には魅力的なヴィラン(敵役)と対峙するというのがあるけど、まさに本作は、ハンコックが、ヒーローになる物語。ヴィランも警察でも鎮圧できるだろうっていう街の悪党レベルなので、2作目への期待ををもってもいいと思うんだけどなぁ。

とは言え、アイアンマンやスパイダーマン、バットマン、スーパーマンみたいな、見た目でヒーローをやってる感がないので少しインパクトがない。
途中から少しスーツっぽいの着るけどあくまでも顔を晒したウィルス・ミスだし、ハンコックのトレードマークの鷲は特に活用されることもない。

撤退やむなしかな。版権をmarvelかDCに売り渡して組み込んでもらうとか。いやそれはクリエイターに対して尊敬がない発言だな。

とはいえ2008年の作品の続編をいまさら僕が渇望するのはなんとも、な話なのだ。

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