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Day 364 お金との人間関係

お金と自分の関係がお金の流れに現れる。

お金は自分の主人なのか
お金は自分の奴隷なのか
お金は自分のパートナーなのか
あるいは
お金とは関係がないのか

お金との関係が親友のようだとお金が気持ちよく遊びに来てくれる。

こういうことをいろいろなセミナーや本で知って、どうにかお金と仲良くなれないか、親友のようにお金をイメージするワークをするなどやってきたけれど、どうしてもしっくりこない。

お金のことを考えてネガティブな気持ちになることもあるけれど、必ずしも毎回そうかというとそうでもない。夢を叶えてくれてありがとう、来てくれてありがとう、助けてくれてありがとう、と思ったり

一緒に遊ぼう、楽しもうと思ったりもする。

この感情の上下激しい間柄って、そうだ、まるで自分のオリジナルファミリーだ。

腹もたつし、うっとおしいし、わずらわしい。自分の邪魔をしてくるようにも感じる。喧嘩もする。

でも、助けてもらったり、感謝したり、心配したり、思いやったり、一緒に喜んだり悲しんだり。安心したり。

友人は他人だから、家族より一線の境がある。家族は遠慮がない。

そして自分の家族との関係は、悪くないけれど心地よくもない。10年前よりは心の学びをしてきて許したり理解したりですいぶん柔らかいものになった。でも、なにかずっと避けているもの、あきらめているもの、踏み込むのが面倒なものがある。

それがあるから、実家がわずらわしかったり、うんざりしたりするのだ。でも、年を取った親たちはもはやそうした私に干渉するエネルギーもなく、どこか遠慮していて、気づけばこちらから連絡しないかぎり連絡がこなくなった。

たぶんお金との関係もこんな感じなんだろう。

人には人生で重めにかかってくるテーマがある。健康の人もいれば、パートナーシップの人もいるし、人間関係や仕事という人もいる。そしてお金という人も。

そのテーマにむきあうことで、人生全体が展開していく要となっているものだ。

わたしは節目節目でお金と向き合うことをやらされてきた。お金に向き合おうとすると、精神的に深い気づきがおきたり、メンター的存在と出会ったり、転機が訪れたりした。お金は、厳しい課題をつきつけてきてるようで、実は私が成長することを応援してくれている存在だった。そういうところが、お金は親とそっくり。

この一年、このマガジンでまさにお金と向き合ってきた。始めた時はお金は半世紀以上も生きてきてもなお、謎で、仲良くなりたいのに近づけないクラスメイトのような存在だった。

でも明日にマガジンのラストをひかえ、お金は家族、親、という強力な結末がやってきた。一年向き合いつづけるって、ただそれだけでギフトだったなあ。

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