見出し画像

【1】丁寧に紡ぐ

SNSでは軽くなりがちな内容もnoteには心が感じたままに残したい。今回noteに残そうと思ったのは、色々なことに挑戦すればするほど、自分の気持ちも、意識も高まって来て、関わる人たちとのコミュニケーションからも考えることが深まってきたから。

その時の思いを、そして新たな挑戦からうまれる初めての感情や感じたことを残しておきたかったから。

今回のイベントを通して、そう思うほどの感情になった。

SNSのお友だちなら知ってくれていると思うけれど、わたしはMisawaArtProjectという市民団体の代表を務めている。
そのプロジェクトで、今回地元青森県八戸市にある、今年からJ3でプレーしているプロサッカーチーム「ヴァンラーレ八戸」さんとのイベント「憧れの選手とお友達になっちゃおう大作戦!」を開催した。
その開催に、プロジェクトメンバーの他に、自分の地域で活動を展開している今回のキーマン中村や、唯一のサッカー経験者ユーナ、いろんな得意分野を持った数名のメンバーがジョインしてくれた。

イベントには、当初見込んでいた参加者をはるかに超える70組のファミリーが参加。
正直、企画の内容には自信があったし、参加してもらえたらみんなを笑顔にする自信もあった。でもやっぱり集客は「伝える」ということがまだまだ難しく不安もあった。

晴れ女の私には野外イベントでも、雨だったらどうしよう…なんて不安もないから台風が近づいていると聞いても天気予報も一度も見なかったくらい(笑)
私は、企画をする段階で、頭の中にうまくいってこのイベント最高だったね!!って仲間と笑顔になっているイメージが浮かぶ。逆を言えばイメージがわかないものには下手に手をつけない。むしろイメージできるように瞬時にその道を作るのも得意。

今回のイベントで大事にしたかったのは、わたしももちろん、関わるスタッフも、プロジェクトがスタートする時から「チームとして成し遂げたいことと、このプロジェクトへの関わりを通して自分が得たいこと。」をメンバーみんなに聞いた。

そして「誰のための何のためのイベントなのか。信念を持つこと。その為にその行動と信念はリンクしているのか。」ということ。大義名分が立つかが大事だった。

そこを共有しておくことで、何か迷った時も、うまくいかなくてイライラした時も大事なのはココだよね。と、立ち返ることができる。信念というか理念みたいなもの。

1つ1つの行動全てがその信念につながっていることが大事。

わかっていても、意外と難しい。

だから何度も立ち返る場所を示す。
それを中村が意識してミーティングのたびに伝えてくれた。今回のプロジェクトでとても重要なことだったと思う。

そして私たちは、色々な積み重ねを経て当日を迎えた。

イベント当日は不安なんてなかった。
前日までの準備段階でみんなの気持ちもまとまっていたし、細かな作業もプレゼントも9割くらいは整っていたから。
スタッフが前日、「ワクワクしすぎて眠れるかな。」っていってるのを聞いて嬉しくなった。**みんながそんな気持ちになれたら絶対成功するよ!って。 **

そしてイベントは成功に終わった。
スタッフの対応力、時間を追うごとに次のプログラムへの準備やイレギュラーな事へも余裕を持った動き、何よりスタッフがずっと笑顔でその時間を楽しんでいたこと、全てが最高だった。

そんな中、ずっとチームを引っ張っていてくれた中村が目を赤くしていた。ちなみに男性(笑)
このタイミングで?と思ったが意味はわかった。
そう。この会場全体が1つになった瞬間だった。
思いに共感してくれたスポンサーさん、会場に流れる音楽とスタジアムDJの声、ヴァンラーレスタッフと11人の選手、参加してくれた子どもたち、それをカメラにおさめたり微笑ましく見ているパパママも、そして今まで頑張ってきたスタッフも、それを後押しするかのようにスッキリとした秋晴れが、私たちの強く思ってきた信念と、今日この目の前に広がる光景全てで1つに繋がった。

わたしは打ち上げで一人、今日という日を振り返って、当日来られなかったメンバー菜々子にメールをしながら泣いた。菜々子は春に子どもを産んだばかり。
赤ちゃんを連れながら準備に来てくれていた。
わたしの苦手なところをカバーしてくれた。
「支えてくれてありがとう。」

みんなへの感謝が溢れた。
向こうで飲んでるみんなの楽しそうな様子にさえも嬉しくて嬉しくって涙も溢れた。
一人だったらこんな挑戦もできなかったのだから。

小さなチャレンジや挑戦の積み重ねで
「できなかったことができていく」。

子どもみたいだけれど、大人になってもできないことはたくさんあって、できることが増えていくことは素晴らしい。世界が広がっていく。

時代を築き未来を作っていく

昨日はそんな場に立ち会えた気がしました。

大きな未来を見据えて行動することも大切だけれど、今できる近くの幸せを大切にすること、関わる人たちと大切に丁寧に時間を紡いでいくこと。

そんなことを大切にできる人が増えていくこと、そんな時間が積み重なっていくことで未来が作られていく気がしました。

きっと今までもそれぞれの役割をもってその使命を果たしてきた先人たちのおかげで、今があるように。

たかがイベント。されどイベント。
深く考える機会になりました。

私も、関わったスタッフも子どもたちもきっと共に成長したイベントでした。

わたしは、わたしに関わる人たちを幸せにしたい。それがわたしの使命なのだと。
最高のメンバーと最高な時間を過ごすことができて、わたしは本当に幸せ者です。
心からありがとう♡
(全員いるうちに撮れなかったのが悔い…)
#イベントレポ #イベントプランナー

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?