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アドバンス講座6〜マテを教える具体的なステップ〜

前回は、「マテ」について、どのように考えていくか?というところのお話をさせていただきました。
今回は、具体的に、「マテ」を教えるステップについて、ご紹介したいと思います。

足を拭く時のマテ

前回、マテを教えたいと思ったきっかけをリストアップしました。その中で、「散歩帰り、足を拭かせててくれない」というのがありました。
これを例に挙げて、「マテ」を教えるステップをご紹介します。

まずは、漠然とした表現を、目に見えている行動に置き換える

足を拭く時バタバタしてしまい、足を拭かせてくれない。だから、足を拭く時にマテしててほしい・・・というように、漠然としたバタバタ感を感じている場合。
実際に犬と自分がしている行動がどんなものなのか、観察してみましょう。例えば、下記のように。

🔸現状→足を拭こうとして、足先を触る、タオルを近づけるなどの時に、逃げたり、足を引っ込めたり、タオルに戯れたり、ということが起こっている

🔹目標→足を持ち上げて、タオルで足を拭く

(これは一例ですので、足の拭き方の良し悪しを判断するものではありませんので、あらかじめご了承ください。)

「バタバタしてしまって、足を拭かせてくれない」ということが、具体的になりましたよね。このように、まずは、漠然とした状況を具体的な行動へと落とし込んでいくということが、大事なポイントになります。

さらに、細分化する

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