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トライアル活動として:【限定4名募集】machimin誕生秘話・住民による商品開発ストーリー・今後の構想を、みりんを楽しみながら

machimin1をつくってから2年が経ちました。machiminは流山市内3拠点、現在4拠点目を準備中です。議員の立場からも民間主導の公民館の実現を目指す彼女の活動の可能性を感じてきた私が聞き役を務めます。私にとっても大きなテーマで荷が重いため、手塚の話を聞きながら、今後一緒に学び育てて頂けるような仲間を募集しています^^。開発中のみりん商品を楽しみながら、わいわいやりませんか?

以下、machiminの仕掛け人、手塚純子の紹介と私の問題意識を記載します。

1.「非営利事業をなぜ営利で?」に興味津々

手塚は、子育てする街として流山市を選び転入してきた元リクルート社員。人材・組織開発のプロフェショナルとして約12年勤め、第2子の育児休業中に退職、起業しました。しかし、私が顎が外れそうになったのは、どこからみても非営利事業を営利企業として実現しようとしている所でした。しかもあのリクルートを辞めて、です。
だから彼女の選択をエスノグラフィー的に観察したくなり、メンターをしています。むしろ自分の学びのために。

2.議員活動から感じたジレンマとmachiminへの期待

私は、議員として5年間活動する中で、生活の中で迷う住民に相当数寄り添ってきました。
日本は、長時間、画一的に企業に参画することで経済活動を効率化し、成長を遂げてきた側面があるため、子育てとの親和性は良くありません。
むしろ、冗長な関わりこそ子どもには必要ゆえ、仕事に対して疑問を持ってしまう方も多数。こういった背景もあり、子育て世代が多く転入する流山市では、出産等を機にご自身のキャリアや生き方を再考する必要がある方が沢山いらっしゃいます。

これに手塚は「”ない”なら創ればいい。」というシンプルな答えを提示します。

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しかしこれには、学び直しの機会(生涯学習)が必要です。
これまで生きてきた社会の常識をリセットし、自分の価値観を整理し、社会にとって価値があるはずだけど、今は「”ない”もの創る」のですから様々な学び直しが必要になるのです。
この学び直しを今の行政が提供できるでしょうか?

ここで生涯学習の本質をおさらいをします。
生涯学習というのは、住民が学びたい時に学びたいものを学ぶことが起点となりますが、情報化社会においてはその住民の「学びたい」が爆発的に多様化しています。

なぜか?
このことは、現代のコミュニティを分かりやすく解説している、この本を読むとよく分かります。

昔はその土地の価値観に同調して生きていかなければならない人が殆どだった。しかし現代は、自分の「好き・やりたい」や「課題意識」の情報や仲間をSNSやネット上で得やすく、こういう場においては、マイノリティと思われていた価値観はそうではなくなる。人は自分の好きなものを深く知り、つながることに時間を使うため、多様な価値観が強化される傾向がある、とのこと。

都市には多くの人がいて、多様な価値観があります。
若者が、自分の価値観を否定されないコミュニティを求め、人口が多い都市に移動することに似ていませんか?
情報化社会においては、この流れを(都市への人口移動だけでなく)もっとフラットにします。
その背景を考えれば、多様な価値観同志が衝突することよりも、互いの距離を分かりながら共存する方がスマートです。

とすると当然、以下の疑問が産まれます。

・爆発的に生まれる多様な住民の「学びたい」ニーズ対し、公が提供するサービスでどの程度まで充足できるのか?
・生涯学習拠点の1つとして位置づけられる公民館は、本来の目的にある、住民の教養の向上や、社会福祉の増進にどの程度貢献できるのか?
・借金が増えていくこの日本において、市民と協働し、生涯学習によるまちづくりを積極的に推進していく住民自治の拠点として、公民館はどの程度貢献できるのか?


その疑問は、残念ながら、公民館が税金で整備され、地域に根差す意味を再考するところにまで来ているように思います。

3.人材育成のプロは、住民の「好き」を起点に「学び」を開発できる

手塚の人材育成手法を見ると、ビックリするほどの異次元・高解像度で育成の対象を見ます。流石プロ(笑)。自分の「やりたい」を軸として生業を創ろうとするとき、大抵の人は自分を客観視できません。
そこに人材育成のプロとしての目・経験が活きるのです。

「やりたい」を先鋭化し、その人の特性を見抜き、モチベートします。
そこに集まってくる人や思いや、時に厳しい寄り添いをしながらの事業開発過程を観察していると、私自身が直面している、地域社会や地域コミュニティ・人、組織、行政、ビジネス、つまり社会全体のあり方に関する歪みについて、現行の制度では成し遂げられなかったものに対する打開策の1つとして期待感を感じざるを得ません。

4.現代における住民自治のエンジンとは?

さらに私はmachiminをキャリア形成に留まらない新しい住民自治の拠点(民間主導の公民館)になるという希望を持っています。

残念ながら、スピーディに課題解決ができる便利社会においては「課題解決」や「助け合い」の文脈だけでは「つながる」リアリティを持てない住民も増えました。しかし一方で地域の「つながり」が無いことによる問題は深刻化しています。

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むしろ「課題」よりも住民の「好き・やりたい」を軸足とし「"ない"ものを創る」方が楽しく広がりが生まれる。そこを起点にしネットワークし、みんなで自立していくエンジンの場になれば住民自治につながる、それが現代における公民館の現実解、そんな提言をmachiminは体現しようとしているように見えます。実際machiminは集う住民の「好き・やりたい」から、時に、観光案内所になり、インキュベーションセンターになり、学童になり、高齢者ふれあいの家になり、駆け込み寺なり、田んぼになり、公園になり、オフィスになりと形を変え、地域に根差し、家庭教育や社会教育すら提供し始めています。

これは大変なことです(笑)
これまでの秘話から復習を、これからのビジョンで予習をしたくなり、近藤が聞き手に立候補しました。
是非皆様も絶賛成長中のmachiminの今を共有しませんか?



応援頂けると、他自治体への視察や研修費、専門家にアドバイスを求める、同じ思いを持つ議員さんに直接会いに行き対談する等、活動量を増やすことが出来ます。まっとうな政治を行うためのサポートよろしくお願いいたします。