【介護日記】介護のとらえ方
みなさま、こんにちは。mihokoです。
2019年12月から介護をしているわけですが、子どものころから、親戚や自分の祖父母を見送ってきた経験から、介護って日常にあるものと考えてきました。実際に自分が介護を担う立場になり、子どものころは介護保険がなかったので、お嫁さんは大変だ!と思っていましたが、いまは、要介護度によって、介護サービスが受けられるから、頑張らない介護が可能になりました。
おばは、2019年12月の申請当時は要介護2でしたが、2020年11月ごろ、更新で要介護4になりました。2度の骨折を経て、動きも鈍くなり、家事はまったくできない状態、食事とトイレは自力でなんとか、というかんじ。
もともと足がすこし不自由だったため、動けなくなるのはありがたいです。認知症がひどくて徘徊リスクが低くなったからです。
2021年2月に老健に入り、6月に退所してきて、デイサービスは週3回いっています。食事の用意や洗濯、デイサービスへいく準備、服薬管理、お金の管理も私たち夫婦でやっています。
4月に亡くなったおじの余命が近いこともわかっていましたし、おばの認知症もひどくなっているので、成年後見の申立てもしました。これはまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
介護サービスを使っていれば、そこそこのことはカバーしてもらえますが、私たち夫婦が今困っているのは、夜の寝かしつけです。21時くらいには寝るように促しますが、トイレ⇒歯磨き⇒顔を洗う⇒トイレ、といったかんじで、無限ループに入ると寝るまで1、2時間かかります。これが地獄です。本来ならまったりドラマを見たりする時間ですがそんな余裕はないです。また認知症でひたすら同じことを言うので、こちらが疲弊します。
なので、また近々ショートステイに行ってもらい、老健にも入ってもらって、また帰ってきたとき応戦するかんじでゆるくやっていかなければ、私たちが倒れます。私自身も大黒柱で働いていましたが、いまは仕事をやめて、自宅にいるので私たちの生活も脅かされます。共倒れするのは嫌ですが。
介護に困っているってやっぱりその人の状態やケアする人の状態によるので、一概になんとも言えません。いろんな症例を見聞きするのが一番です。そのためには、私、介護やってます!ってみんなが言わないとわからない。子育ては子どもがいるかどうかでわかりますが、子育ても子どもによって全然違う。私も3人育ててきましたが、みんな性格や発達がバラバラだから、ケースバイケースで壁にぶち当たりながらやってきました。小さいときはいいけど受験とかになるとまた頭のできによって、対策が変わるし、親はとても苦労しているとわかってください。介護も同じです。なので、ケアマネさんなどいろんなケースを熟知している司令塔のような方の存在が必要です。
また介護をやってみて、考えることは、「自分の老い」です。私もおばあちゃんになると思います。いくつまで生きるかわかりませんが、長生きしそうです。病気はいろいろあるけどちゃんと治療していれば長生きすると思います。なので、まだまだ弱る気は全くないけど、将来こういうふうにしなあかんなあ、と思うことが多々あります。また人生、歳を重ねていくとなにがあるかわかりませんが、介護経験は自分の老後を豊かにするためにも必要なことだと感じます。
いまは現役で仕事を頑張っている人も、右肩下がりの時代が来ます。まわりに介護が必要な人、ケアが必要な人がいたら、すこし立ち止まって寄り添ってみてください。そこにビジネスのアイディアがひらめく瞬間があると思うし、シーズがあると思います。高齢者はまだまだ増えます。みんなで支えあう社会を作らなければ、といつも感じています。
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