「ガス専用」と「IH対応」フライパンの違い
三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。
今回はガスとIH対応フライパンについて。
(もっとも簡易的な記載のために、オールメタル対応IHの記載を除いております。)
フライパンの種類
フライパンには大きく
・ガス専用
・IH対応
のものがあります。
ガス専用
名前のとおり、ガスだけ使えるものです。
もちろんIHには反応しません。
多くのフライパンの素材はアルミです。
アルミに、テフロン・フッ素樹脂を塗装して、フライパンとして利用しています。
IH対応
IHで使えるフライパンは、ガスでも使えます。
極端な言い方をすると
「ガス専用のフライパンの底面」に「IHに対応する鉄板」を張り付けて、IH対応と呼んでいるイメージです。
大切なのはガスでも使えますよ。というポイントです。
比較
IH対応のメリット
IH対応のフライパンを購入しておけば、
現在ガスをお使いの方で、将来的にIHに引っ越した場合でも、お使いいただくことが出来ます。
例えば転勤や一人暮らしで、状況が大きく変わる可能性がある方も、安心して使うことができます。
IH対応のデメリット
あえてIH対応のフライパンのデメリットを書くのであれば・・。
ガスをご利用の方にとっては「いらない底板がついている」状態になるので、フライパンが重くなることがあります。
そもそも、IHの条件
IHの条件を簡単に記載しておきます。
(オールメタル対応IHのタイプではありません。)
実は
・フライパンや鍋のメーカーさん
・IHのメーカーさん
などによっても基準が異なるのですが・・・。
本当に簡単に言えば
①磁石のくっつく素材であること
②底面が一定の範囲内の大きさ・形状(平ら)であること
③底板の厚みが一定以上であること
の3つが大きなポイントになります。
そして、IHは案外つかえる道具が限られていたりします。
ガス・IHに共通するはなし
焼き物などは、調理温度としては170℃~180℃くらいが目安と言われるものが多い印象です。一方で、フライパンの注意書きには「中火以下で使用してください。」となっています。
ここで、ガス・IHに共通する話。
機種にもよると思いますが・・・
近年、ガス・IHの火力が非常に強くなっており、フライパンでは最大火力は殆ど使わないのでは??
と思うほどに強くなっている印象です。
フライパンの表面加工が劣化する温度は260℃くらいですが、空焚き&最大火力にすると、簡単に260℃を超えてしまいます。
このあたりのポイントを知っていただけると、今後のフライパン寿命が大きく変わる可能性が高いかなと思っています。
最後に
情報が多くて、正しい情報を選ぶ力が試される時代です。
ただし、迷い過ぎて何を優先すべきか分からなくなることもあります。
そんなときは、三保原屋に限らず、近くの相談できる専門店スタッフに是非一度話を聞きに行ってみてください。
また、テフロン・フッ素樹脂系のフライパンを継続すべきか悩んでいる方は鉄フライパンの検討をオススメします。
実はハードルが高くない鉄フライパン。
以下に情報を纏めておきますが、こちらも三保原屋本店に限らず、お近くの専門店にお尋ねいただければと思います。
※本noteの写真には、ガス専用・IH対応のフライパン関係なく撮影している写真も含まれています。予めご了承ください。