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メディカルハーブを育てませんか#2|消化をととのえる実力派ミント編

「ハーブ」と聞いてまっ先に思い浮かぶものに、ミントはベスト3ぐらいには入るのではないでしょうか。

スイーツや料理の飾りとしてちょこっと乗せられていたり、ガムや歯磨き粉、チョコミントなど、爽やかで可愛いハーブ代表というイメージをもつ方が多いかもしれません。

実力派ミントの効能・効果

そんなミントですが、じつはかなりの実力派で「世界最古の薬」と呼ばれ、その利用は紀元前8000年にまでのぼるともいわれます。

利用の仕方としては葉の部分を使い、生のまま使うか乾燥させてドライハーブとして使います。

生の場合はお料理やフレッシュハーブティー、ミントシロップetc.、ドライの場合はハーブティーや防虫用のポプリ(サシェ)にしたり、アルコールで浸出させてチンキとして利用したりします。

効能については、品種によっても浸出方法によっても多少違うのですが、
主にハーブティーとして利用する場合、消化器系神経系に働きかけます。

消化器系は胆汁の分泌促進、消化不良を防いだり、腸や胃粘膜へのやさしい刺激から便秘解消、糖の吸収を抑えたり、抗酸化作用など嬉しい効果がたくさんあります。

神経系はドーパミンの分泌を高める作用により不安やイライラの改善になり、リラックスできることから、安眠にもなります。

ミントは活性化の後、鎮静するという、二面性をもった面白くて珍しいハーブで、集中力もあがるけどリラックスするし、血流も上がるけど冷やしてもくれる、とても便利な性質をもっています。

ミント精油の場合はよく効くぶん、禁忌(きんき)事項が多いですが、ハーブティーは効き目が穏やかなので、一般的な利用範囲では安全性の高いハーブです。

ミントの種類は、昔は600種、今は3500種以上ともいわれるほど多く、代表的なものに、ペパーミント、スペアミント、アップルミント、クールミントレモンミントなどがありますが、薬効の高さではペパーミントが高いです。

ペパーミントにしかほぼ含まれないミントポリフェノールが抗アレルギー作用があるとして注目されています。

ミントの育て方


育て方はとっても簡単ですが、繁殖力が高いので特にプランターでの栽培がおすすめです。おすすめのプランターについては前回の記事に書きましたので参考にしてください。

ミントは日当たりを好みますが、明るい日陰でも育ちます。うちも東向きのバルコニーで育てていますが、ガラス手すりが不透明なので、明るい日陰のような環境ですが元気に育っています。

水も好むほうなので、乾燥に注意しましょう。

土づくりの基本、水やりの基本などはあらためてお伝えしたいと思います。

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