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編集とライティングと、働くこと

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未経験から編集者を目指していた2017年以前の私に向けて、編集者の仕事、参考になるnote、編集者となった自分はどんなことを考えて日々働いているかをまとめています。
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#2019年2月の毎日note

熱量高い仕事でも、頭はクールに冷静に。

最近ようやく日の目を見た仕事について、アツく語った。 プロジェクトもすごく共感しているし、木こりさんから木や川などの自然にまつわる話が聞けるので、自分の興味関心ド真ん中なのである。 さらに、一緒にお仕事している方々も熱量があり、プロジェクトに対して前のめりにやっていきたくなる。幸せな仕事環境だと、一緒にご飯を食べた友人に向かってマシンガントークだ。頭も心も熱い。カッカしてる。 そんな気持ちをなだめるかのように、友人は1つ1つ聞いてきた。 「どうして森を整えるの?」

「誰に届けたいか」で表現はガラっと変わる

はらわたが煮えくりかえるほど怒った、と友人が静かに言った。 その内容は、「認められるように言語化しろ」といわれたことから始まったらしい。参加したワークショップの内容について、「仕事で発信する文章を書いて」と言われて書いた時に、上司から心無いフィードバックをもらってしまったのだそうだ。 メッセージ上で行われた上司と友人のやりとりを見せてもらったり、友人の意見を聞いていると、どうやら二人は届けたい対象が違ったようだった。(おそらく)広く浅く万人向けに、何が起こったかをレポート

怒りたいときに怒れる環境

「彼は怒れるようになって、よかったと思う」 単語をひとつひとつ、丁寧に包むように彼女は言った。 同じグループにいる彼は、些細なことにも毎日怒る。2回言っても相手に聞き間違えられたりだとか、食べに行ったお店で冷たい対応をされたとか。どうして彼にばっかりイライラする要素がふりかかってくるのかと思うほど、常にイライラしている。 そんな彼のことを、すごくもったいないなと思っていた。そして、ちょっぴり嫌だった。例えその感情が自分に向けられていなくても、怒っている人の近くにいるのは

何もしない時間が、仕事の質を高める?

「待ち合わせの30分前に到着し、近くカフェでコーヒーを飲む」を実践してみた。 『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』の一説に書かれていた内容だ。 詳しくは割愛するが、何事も余白をもつことが大事だとこの本には書かれていて、その1つの例として「待ち合わせの時間に余裕を持つこと」すなわち「前もって到着して、コーヒー飲んで待っている」時間が必要だと書かれていた。 理想のスケジュールを引いて、その通りに進めていても、必ずどこかで滞りは起きてしまうもの。

目標を追いかけるのもいいけれど。頑張った自分も褒めてみる

イラストレーターの友人が、2月に入って毎日インスタへ絵をアップしはじめた。タイムラインに流れてくる可愛い絵に、毎日ほっこりするのが私の日課にもなった。 1枚の絵は「クマ」縛りで毎日考え、約2時間かけて書き上げるのだそう。「書くネタも尽きるし寝る時間も遅くなってて。毎日続けるって本当に大変なんだね」と、寝不足の目をこすりながら友人が言った。 今年はイラストの仕事をもっと増やしたいと言っていたから、露出のためにも頑張っているのかな。と思っていたけれど、どうやらそれとは別に、違

ライターになって心がけた「守破離」

これまで、ライティングのスキルアップは「守破離」でPDCAを回してきた。 「守破離」は修業の理想的なプロセスを3段階で示したもの。師や流派の教え、型などを忠実に守る「守」、それを疑い、自分なりのやり方を模索する「破」、新しいものを生み出す「離」だ。 「守」で意識している2つのこと私がライティングで行う「守」の部分は、2つ。 ひとつは文章そのものの型を守ること。これはハウツー本などに載っている内容を実際の記事で使ってみたり、取り入れたりすることを指す。私が参考にしているの