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MacユーザーがGoogleドキュメントでmp4を文字起こししたら [ウェビナーボイスオーバー案件]

ウェビナー動画の通訳音声をスタジオで録音する案件がきた。音源動画はあるがスクリプトはないとのこと。担当部分を文字起こしせなあかん。如何にして省力化しようかとリサーチしていたところ、Googleドキュメントのツールの音声入力という機能が使えるらしい。メールの返信内容をiPhoneに向かって喋っている人がいるが、ああいう感じか。なんかいけそうな気がする。

ということでLadiocastとSoundflowerをダウンロードする。Soundflower のダウンロードがMacのセキュリティでブロックされるのでめんどくさいが、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」で明示的に解除してダウンロードする。

文字起こしはChromeブラウザからGoogleドキュメントを開いてやるのですが、その前にシステム環境設定で音声文字起こしをできるような設定をする。「サウンド」で出力と入力を「Soundflower (64ch)」にしてから、Ladiocastを起動する。入力1を「Soundflower (64ch)」に、出力メインを「Soundflower (2ch)」に、出力Aux1を「内蔵出力」に変更する。前述「入力1」にある「Aux1」ボタンをクリックする。

準備OK!ウェビナーのmp4ファイルを再生する直前に、ChromeでGoogleドキュメントで新しいドキュメントを作る。「ツール」のドロップダウンメニューで音声入力を選択する。mp4ファイルの再生スタ〜ト!からの急ぎGoogleドキュメント戻り〜の、マイクアイコン押し〜。

実は最初、対象言語=アメリカ英語を選択し忘れてて、デフォルトが日本語になっていたんでしょうね。「うぇあっとおたんっってと」みたいな意味不明な文字列が量産されてワロタので、上記の新しいドキュメント作成するステップで、対象言語を選択してください。

後は放置しておくだけ。Google様が文字起こしをしてくださった。。。ありがたや〜

さてどのくらい正確にできてるのかしらね〜となぜか上から目線で、動画を再生しながらGoogle文字起こしをチェックします。

まず困ったのはピリオドがない点。どこがセンテンスの切れ目かわからんやん(笑)  あとはやはりウェビナー講師も普通の人なので、訛りはないが喋り方のクセというものはある。言い直したりとか。そういうのが全部羅列で文字になっているだけなので、クレンジング的な作業が必要になります。これって絶対Googleが聞き間違えたのだよね?というミスっぽいものも含めて。特に固有名詞 (社名やシステムの名前、業界用語等) は全部アウト。今回ネイティブなアメリカ人 (カリフォルニア出身) の30分ほどの動画で4700wordsぐらい。感覚的に50wordsに一回ぐらいはピリオドを打つ以外のクレンジングが必要だった印象。まあ結局最後は人力が必要と覚悟はしていましたが。

クレンジング後の英語にやや短くする方向性(尺合わせ目的)でベタ訳をつけ、動画を再生しながらベタ訳を修正して読み原稿を作る→再度再生しながら練習&最終調整をして、無事レコーディングスタジオに向かいました!


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