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気がついたらやってしまうこと

ずばり、花、葉っぱ、雲、太陽の写真を撮ること。

父が植物を愛でるのが好きな人で、小さな頃から家にはたくさんの植物があった。また、祖父が山間にある家のそばで田んぼと畑をしていて、比較的自然に触れて育った。

よく覚えているのが、小学一年生の時の宿題で、チューリップをクレパスで塗ったときのこと。

一色でベタ塗りする子が多い中、私はたまたま父と一緒にその宿題をやっていて、一つの花びらに何色も使ってグラデーションをつくりながら塗り上げた。影もつけたし、あの瞬間、捉え方や見方次第で世の中はこんなにもカラフルに見えるのかぁとワクワクしたのだった。
今思えば、父の感性を大いにインストールしたのだなと思う。

そんな私が、マレーシアで気づいたら撮っている写真はまさに、冒頭の4つ。

気がついたらやってしまうことって、相当好きなことである。無心になって対象物を見つめ、愛でている。その時間は私と対象物だけの秘密の時間とすら思える。

そして、撮るだけではなく、こんなにも世界は美しいし、自分の周りに既に存在するものに少し目を向ければ、心がさらに豊かになる。
そんな思いもあって、撮りためた写真を少しずつ残していきたいなと思う。

ちなみに、一眼レフで撮ったこだわり写真というわけではなく、朝の散歩や出先でさくっと携帯で撮ったにすぎないけど、この気軽さだからこそ、私の感情の高まりも瞬時にキャプチャーできるのだと思う。

▽マレーシアの軽井沢・キャメロンハイランドにある英国式コテージのガーデンより。雨露でみずみずしい植物たち。

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