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ラポールするとは

看護師経験の中で実は1番長く勤務した場所は
写真の通りです (放射線科IVR部門)

忘れもしません
20数年前のちょうど今くらいの時期に
病院入所前の理事長、院長との
面接の際に伝えたことがありました
「急性期ではなく,慢性期の看護ができる
 ようになりたいです。」と

ちゃんと伝えたはずなのに、勤務場所は
まさかの超急性期手術室からのスタート!!
最初の2ヶ月はトレーニングもさることながら
隙間時間には機械の名前を覚えるために
セット組みをしてみたり、さまざまな機器に
ついての動画講習期間がありました

そんな新人の私が
初めて見た手術の光景は私の中の
常識をはるかに超えたものでした

無言の空間
医師が手を出す前から
機械出し看護師は次に使うであろう
機械を片手に持って準備しており
手をそっと出す医師の
タイミングに合わせて渡す
ただその繰り返し
なにが起きているのか全くわからない
聞こえているのは患者の
心拍ペーシングモニター音 
ピッピッピッピッ
2人の視線は術野から離れない
そう、機械を受け取る方も渡す方も
ほぼ手元を見ていない
それはまるで看護師も医師と同じように 
手術をしているかのよう

お互いに心が通じ合い、安心して
相手を受け入れる
「調和」「共鳴」しあえる関係性が
そこには形成されていました

まさにラポールです!!

ラポールが形成されている手術は
予定時間より早く終了し
結果的に出血量も僅かでした

相手の波動を感じ取る
相手に寄り添う 繋がる

そのためにはまず
ラポールの形成

親子関係でもラポールの形成がなければ
親のいうことは子供には届かない

職場の上司と部下の関係
師匠と弟子の関係
看護師と患者の関係

東方仁徳を実践するためには
我が事は脇に置き
まずはラポールをしようと
氣塾のトンレンのように
相手の呼吸に合わせる
そう心に誓うみほみほでありました


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