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It's TIME

Stay Homeになる数年前に、これからの働くってどうなるのか、働く場所はどうなるのかという議論をMIDORI.so に関わる数人としていました。結論は、デスクワークを基本とする人ならば、インターネット環境さえあればどこでも働けてしまう。結局私たちがオフィスに来るのは人に会うためである、という結論に。だったらもうMIDORI.soもデスクなんて置かず、サロンみたいにしてしまおうか、という話になりました。ただし、当時そこまで急激に転換する勇気はありませんでした。

思い切れないまま、世界はCOVID-19によるパンデミックに。ご存じの通り、ついにオフィスに行かなくても働くことができるかが意図せず試されることになりました。移動時間もなくて楽かもって思ったり、お子さんがいれば子供の帰りを家で迎えられるいいことがあったり、意外といいかも!というそんな気持ちになった人が多いのではないでしょうか。一方で人との雑談が足りないとか、一日中家の中だと息が詰まるとかそのような気持ちになった人も少なからずいるはずです。

パンデミックも落ち着き、これまでの日常が緩やかに戻ってきました。ただ、どこでも働けるね、という確信は残ったままになりました。かく言う私も、会社の成熟度も勘案した上で家庭の都合で一年前から京都に居を移し、オンラインと東京往復をミックスさせることが可能になりました。

どこでも働けるといえども、結局人との関わりの上で様々なことが成り立っているので、やはり人と会って、全身の動きや同じ状況下に置かれた環境で一緒に働くというのはとても大事なことでもあります。人に実際に会うことで、オンラインでは時間がかかったり、できなかったりしたことが一瞬で解決することや理解し合えるようなことが出来るような気がしています。それから、偶然隣を通りかかった人を別の人に紹介したり、じっくり話さなくても近くで働いている人を横目で見て、ちょっと挨拶するだけでも何か伝わることもあります。

ようやく、私たちも、そして世間もきっと機が熟してきたと思いました。MIDORI.so AOYAMAを11月から始めます。そこにはワークデスクはありません。あるのは、人と会って話す環境とカウンター。もちろん考えたり、書いたりひとりで向かいたいこともあると思います。それでも人の気配と会話が周囲に溢れていると、すこし違う頭が働いて、気づくか気づかないうちにインスパイアされているものです。

夜は、カウンターがバーになって輪を広げていきます。働くってなんでしょう。自分が理想とする未来に向かって動くことではないでしょうか。もちろん対価をなんらかの形で手に入れて持続可能にしていきながら。だから、やりたいことに向かっているのであれば、バーで飲んで話していることも働いていることになるのかもしれません。やらされ仕事ではなく、働くことと生きることがニアリーイコールになっていい未来を作っていけると楽しいなあ、面白いなあと思うのです。そういう人が増えたらいいなあ、という想いも込めてMIDORI.so AOYAMAがあります。一緒に働きましょう。

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