1年近くかけて慢性上咽頭炎を克服した話②(Bスポット治療編)

前回までのあらすじ
様々な症状は上咽頭炎が原因だったと判明!

「うん、上咽頭炎ですね」
そう言って先生は、早速Bスポット(またの名をEAT)しましょうかと言って綿棒を取り出したのでした。

ネットで得た前情報では、このBスポット、かーなーり痛いとのこと。
先生は初めてなので今日は軽めに、と言って、麻酔のようなものもしてくださいました。
結果、身構えたほどは、私は痛くはありませんでした。
(炎症の度合いにもよるのかもしれませんが)
ネット情報通り、綿棒には血がついていました。

1回目の処置が終わって、まず改善したなと思ったのは視力です。ずっとボヤーとしていた視界が元通りになりました。
肩や首も少し軽くなりました。
これが10月半ばだったと思うので、最初に体調不良が始まった時から3ヶ月近くが経過して、原因にたどり着くことができました。

しかし、このBスポット、通常は10回から20回は処置しなければならないとのこと。
それから私は毎週、耳鼻科に通う生活になったのでした。

さらにこのBスポット、処置してくれる病院がかなり少ない。(私の住んでいる県では3、4箇所だったと思います。)そもそも耳鼻科の世界でも上咽頭炎というはあまり知られていないそうです。
私の場合は、自宅から近いところに対応している病院があり、さらにここの病院、平日の夜間診療も行っていたので、毎週通院できましたが、運が良かったと思います。特に田舎では対応している病院が近くになかったりすることも多いと思います。なんとか耳鼻科のお医者さんみんなに対応してもらう方法はないものか・・・。

費用は保険対応で、そこまで高くはありませんでした。
私の場合は、月の初めの1回は2,000円ちょい、以降同じ月内なら1回200円ほどだったので、月3,000円程度でした。
また、補足ですが、このBスポット、処置をしてくれる先生によっても効果が変わるようです。私が通院していたのは大きな病院だったので、処置してくれる先生が毎回同じでもなく、計3人の先生に処置してもらいましたが、確かにそれぞれ少しやり方が違う感じがしましたし、効果もまだらな感じがしました。

そんなこんなで、通院を続け、私の場合は徐々に症状に改善が見られました。
めまいは無くなりましたし、指の痛みも軽減されました。
夜も眠れるようになってきましたし、咳も軽くなってきました。

処置が10回を迎え、咳の症状はほぼなくなっていました。
お医者さんには、ここがひとつ区切りで、炎症もだいぶ治まっていることから、毎週は来なくても良いと言われました。気になったらきて貰えば良いとのこと。

この時点で12月末。ここで長い闘病生活は終わりを迎えたかと思いましたが、そうではありませんでした。

次回、漢方編。


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