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ガリ勉が仕事で選ばれる理由と、勉強してこなかった人が仕事で生き残るのに必要なこと

私は(病気で退学しちゃったけど)大学時代は政治学を専攻していました。
自分で言うのもなんだけど、結構頭は良い方で、文系科目だけじゃなくて理系科目もそこそこできるタイプ。

今回はそんな私が

  • 勉強は社会でどんな役に立つのか

  • 社会人も大事にするべき、『勉強で養われる価値観』

の話をしたいと思います。


学校の勉強は、社会に出てから役に立つことのフルコース

まずは学生なら誰しも言ったことのある、
「こんな事が将来何の役に立つっていうんだ!」っていう台詞にお答えします。

まじで学校の勉強、社会に出てから役に立つことしかない。

いやまあ厳密に言うと、私は今事務職なので、理系科目は仕事に直接役立っているわけではないと思うんですが
なにかトラブルが発生したときに、学校の勉強ってすごく役に立つことが詰め合わせになってるなと実感します。

水道が詰まったとか、エアコンを買い替えなきゃいけないとかいうときには、私でも当たり前に理系の知識を使います。

もしあなたのまわりに「学校の勉強、社会に出たら役に立たないよ」っていう大人がいるとしたら、
たぶんその人は数十年後にはロボットに職を奪われる単純労働者で、かつプライベートも誰かにおんぶに抱っこで生きてる人なので気にしない方がいいです。

あと、学校の勉強というより、『勉強』そのものの効能として
ものごとを論理立てて他のことがらと結びつけて、それを自分の生活に落とし込み、これから何をするのか考えられるようになる、というのがあげられると思います。
これがとにかく役に立つ、というか、社会人になってこの能力を使わない日はもうありません。絶対に早くに習得するべき技術です。

『勉強』の本当の効能

例えば、政治経済を勉強していると
普段私たちがコンビニやスーパーで何の気なしに使っているお金が、池に水滴を落とすかのように波紋を広げながら、社会に影響を与えていくところを想像することができるようになります。

そして、多くの企業がその『コンビニやスーパーであなたが使っているお金』を、どれだけ欲しているかがわかるようになります。

何の気なしに使っているときには分からなかったけれど
あなたには例えば「気に入らない企業の製品を買わない」とか「コンビニでなく別の場所でお金を使う」などの選択をとることによって
嫌いな企業にいやがらせしたり、好きなお店を応援したり、できることがわかったりします。

私は政治学が専門だったので政治経済の話をしているけれど、
歴史を学んでいた方ならば、株式会社の起源や、私たちの住む土地がどういう危機に晒され守られてきた場所かを知っているだろうし
天文学を勉強している人だったら、ビッグバンがどういう経緯で起こって、今私たちが地球に暮らしていることがどのくらいの奇跡の上で成り立っているのかを知っていると思います。

共通していえるのは、勉強によってものごとの因果関係を理解して、このあとどう行動したらいいか予測する力を持っているということ。

この大局的な価値観を身につけることを私は、学校の勉強の意義だと認識しています。単純な知識だけではなく、ね。

頭のいい人がやっていること

学校の成績のいい人って

  • ものごとの因果関係を理解している

  • だからものごとの関係性を理解するのが早い

  • 「成績をあげる」ためにPDCAサイクルを回した経験がある

こういう特性を持っていると思ってます。
だから学校の成績が悪かった人に比較して、仕事の飲み込みが早い。単純に知識も持っていることが多いですし。


PDCAサイクル
(勉強でいうならば「模試の結果をよくするために→最後の大問2つの残り時間が足りなかった→次から大問1を後回しにして大問5から解こう」みたいなやつです)

仕事って、たぶん「自分ごと化できること」が、一番大事なことだと思うんですよね。それが一番やりがいも感じられて、努力が苦じゃなくなって、選ぶ言葉もリアルになるし。
で、仕事を自分ごと化するためには学校の勉強で得られる知識と、そこから身につく『ものごとを大局的にみる力』が必要になる、と私は思ってます。

学校の勉強が嫌いだった人が、社会人として生き残るためには

このように、学校の勉強をしてきた人は仕事に必要な要素を既にいくつも持っています。
勉強をしてこなかった人がそういう人たちに立ち向かっていくためには、

  • まず『体系化された知識』を身につけること

  • 自分の毎日の仕事は、どういう経緯で誰に影響を与え、社会にどう役立つのか説明できるようにすること

  • もしまったく社会の役に立たない仕事なんだったら、それはあなたが手を貸すべきではない

  • 成績がよかった人は「高い成績」を得るために毎日試行錯誤していたという事実を胸に刻み、その人たちの倍の速度でPDCAサイクルを回す

みたいなことが必要なんじゃないかと思います。
お心当たりのある方がいらしたら、参考にできるものがありますように。


『書く習慣』内で紹介されている、1ヶ月書くチャレンジに挑戦しています。
今日はDay23 ♯仕事や勉強で1番大切だと思うこと について書きました。

Day16まではInstagramのハイライトから見れるので、お時間あるときに読んでもらえると、とても嬉しいです。





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