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病気を抱えても豊かに生きてきた私の節約術

減っていく預金残高が、この世の何よりも怖いです。
この数字は私にとって、精神疾患を抱えるほど関係が悪い実家に戻らなければならなくなる、カウントダウンの数字のように思えるから。

だから、同世代の誰よりもお金の知識はつけたつもりです。

今日はそんな私が今思っている「お金に関する最適解」をご紹介します。なにか気づきがあればうれしいです。


たぶん、私たちが70歳を越えるときには、年金制度は機能していないと思う

めちゃめちゃ結論だけ書いてしまった感が否めないけれど、たぶんアラサー世代の過半数が共有している感覚なのではないでしょうか。

今日のテーマは「お金に関する最適解」なのでここに至るまでの思考は割愛しますが、私自身もそう思っています。

2019年に「高齢化の影響で、今の年金制度では老後30年間で約2000万円が不足する」という報告書が金融庁から出され、話題になりました。年金制度が崩壊すれば2000万円どころか、年金分も自分たちで用意しなければならないことになります。

具体的に言うと80歳くらいまでは、自力で働いて稼がないといけない社会になるんじゃないかと思っています。

なので、なるべく預貯金を増やしておくことと、80歳まで続けられそうな肉体労働でない職務技能を身に着けること。
年金があまり期待できないとなると、(維持できる制度を設けろと声を上げることとは別に)リスクヘッジとして上記2点は気にかけています。

仕事はできるだけ続ける

これは私だけにしか関係ない話かもしれないんですが(笑)、一番大事なのでご紹介させてください。

人間って、退屈だと刺激が欲しくなるんですよ。
わけもなく外出してウインドウショッピングしてみたり、映画館なんて行っちゃったり…
そういう刺激は人生を豊かにするので、程々であれば推奨すべきなんですが、
「無収入」で「時間だけいっぱいある=出費が増える」のは、口座残高的にはかなりきつい。

逆に仕事の時間は
「給料がもらえる」かつ「拘束されているのでお金を使いようがない」という、口座残高にとっては非常にありがたい時間です。

私は精神疾患を抱えていて、人より疲れやすいので、離職回数が人よりも多いのですが
回復してきたらできるだけ早めに仕事を始めるようにしています。(もちろん、ちゃんと自分に合った仕事を吟味したうえでです)

貯金と投資のバランス

今はインフレなので(というか経済はふつうインフレを基準としているので)、お金は保有しているとだんだん価値が減っていきます。

ピンとこない方もいると思うので、簡単な例を出します。

1ヶ月前まで200円で10枚買えたキットカットが、今日は200円では9枚入りしか買えません。来月には1袋が300円になっているかもしれないので、キットカットが欲しいのであれば200円を保持していないで、さっさと買った方がいいのです。
これが「保有しているとだんだん価値が下がっていく」ということです。

それでも昭和の頃は金利が高かったので、銀行口座に預けておく価値がありました。(20年でお金が倍になっていたらしい…うらやましい)
今は超低金利なので、もうお金は現金だろうが銀行口座だろうが「保有しているだけ損」の時代です。

そうしたら、2000万円以上老後資金が必要なのに保有しちゃいけないって、どうやって貯めていけばいいのか。
その答えが「投資」です。
保有するのではなく株式会社の権利を買って、お金に働いてきてもらう。

政府もNISAとかIDeCoとかに税制優遇してるので、(穿った見方をするなら、年金が崩壊するから)そちらに流したい意図があるように思います。

とはいっても、すぐに使えるお金は保有しておきたいし、じゃあどのくらい投資にまわしたらいいのか。

結論からいうと「月収7.5ヶ月分以上の現金は普通口座に入れずに投資に回す」です。

この本めちゃくちゃわかりやすかったので全力でおすすめします。全人類に読んでほしい。

ラテマネーは極限まで減らす

ラテマネーというのは、仕事前のコーヒーのような習慣化したお金の使い方のこと。

お金を使う時には、「最大限効果的に」使うように心がけています。
なので、毎日買うコーヒーとかペットボトルとか、習慣化していてなんの感情も生まないお金の使い方はしません。

毎日買うコーヒーをやめて、職場にはブレンディスティックを常備して、眠くなったらお湯を入れてブレンディスティックを飲みます。意外とおいしいし、いろんな味があります。セブンのコーヒースティックも濃くておすすめです。

そしてラテマネーを使わない代わりに
「今日はちょっとつらいかも」という日に職場の近くのスタバに行って、抹茶ティーラテを頼みます。ゼンブミルク派です。

スタバも習慣化するとありがたみがなくなるので、
毎月1000円、スタバアプリのプリペイド機能に「ご褒美貯金」をして、この範囲内でしか使わないようにしています。なるべく。たまに超える。

あとペットボトルも買いません。どこに行くにも水筒を持っていきます。
中身はだいたいほうじ茶か麦茶。

これ、パッキンついてないのでめちゃくちゃ洗いやすいです。
ほぼ毎日使っているので、そろそろ裏面の塗装が剥げてきました。

「もう限界」の少し前にご褒美出費を許可する

私は人よりもすごく疲れやすくて困っているのですが、家ではだいたい家事担当です。(彼氏と同棲しています)

なので疲れてきたら「魚(グリルで焼くだけ、そしてグリル洗うのは彼氏に任せる)」「お惣菜」、もうお風呂にも入りたくないくらい疲れてきたら「出前」を自分に許可しています。

なんか近所に異様に安いうなぎ屋さんがあって、出前圏内なんです。頼むとものすごいメンタルが回復するのを感じます。このうなぎを食べる費用を捻出できるなら、明日も節約がんばろう、今日はお風呂に入ろうって思えます。

「コンビニで1000円豪遊」もおすすめ。
最近物価あがってきているとはいえ、コンビニスイーツとスナック菓子と、結構買えます。疲れてきたときにやると達成感ある。
あと、私は文房具が好きなので「LOFTで1000円豪遊」もやります。

ポイントは「もう限界」の少し前にやること。
限界超えるとそこから回復させるのに1000円じゃ足りなくなっちゃうので、1000円でどうにかできるときに手を打っておきます。

心躍るものにだけお金を出す習慣をつける

ラテマネーを減らすことも、ご褒美出費もそうなんですが
私の出費は「わくわくするか」がかなり大事。

夕ごはんの材料、これでつくるごはんは今、心から求めている味か?
消耗品「いつも買っているから」という理由だけど、他にもっと使いやすいものはないか?生活を楽にするものはないか?
あ、こっちのが安い!(私の場合「安い」は「わくわく」に直結しています)

…などなど、
レジに向かう前に「本当に必要?」「このお金でスタバ(一番心躍るもの)何回行ける?」を一回考えて、残ったものだけをレジに通します。

逆に、わくわくするものは多少お金をかけてでも、自分の生活に取り入れたいもの。
ミニマリスト的な考えかもしれないんですが、「ワクワクしなくなったとき」がモノの寿命だと思っています。
最近は食器を入れ替えたいと思っていて、なにかのキャンペーンとかでもらった何の思い入れもないマグカップを手放して、かわいいステンレスマグをお迎えしました。

一目見たときにワクワクが止まらなかったので「これは買おう」と観念しました(笑)

さいごに

お金の話って、むずかしいし、政治とか絡んでるし、なんならちょっと汚いとか思われることもあるし、リアルな人間関係では話しづらい。

でも、生活に直結する大事な話題です。

私は精神疾患を抱えていて、お金に困ることが人よりも多い。
でもその割には、豊かに生活してこれたなと思います。

このノウハウは、いろんな人の役に立つんじゃないかと思うので共有します。

願わくば、この大事な話題を、もう少しライトに話せる社会になりますように。

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