見出し画像

思考習慣のコンパス

こんにちは、思考習慣改善コーチ⌘みはしつやこ です。

「返報性の法則」という言葉を、ご存じでしょうか。
言葉を知らなくても、日常生活の中で知らずにこの法則に従っていることはよくあります。
「人は、何かをしてもらうとそれを返そうとする」
「何かを貰ったら、お返ししようとしてしまう」というものです。

食品売り場で試食をしたら、その商品を買おうという気になるとか。
無料相談会で話しを聞いてもらったので、引き続きその人に継続相談をしてもらう契約をするとか。
「与えてもらったので、次はお返しをしようとする」TakeからGiveへ、の行動の流れです。

この流れを逆にする、つまりGiveからTakeへ行動を変換できたら、人との交流の流れは変わりそうです。
と言っても、大がかりなものを与えなくてもいいのです。

挨拶する、笑顔で接する、話を聴く、承認する、雑用を率先して片づける…
日頃から「実はしてもらったら嬉しい」事柄を、先に自分が誰かに実践することなんですね。何か特別な道具や難度の高いスキルを繰り出す必要はありません。

始めは「こんなことで誰が喜んだりするのだろうか?」「反応が無かったら嫌だな」と思うことがあっても、Takeがすぐ返って来なくても、まず与える。意識の下で先の「返報性の法則」が働いてきます、確実に。

今日は何人の人を喜ばせることができるだろうかと考え、朝起きよう
秋山仁(数学者)1946年10月12日生まれ

職場で、ちょっと気難しめの人に朝イチで「おはようございます。あ、金曜日ヘルプお願いしてご面倒お掛けしました」と声掛けすると、「いえ、あれぐらいのことで…」と、はにかみ笑いがこぼれるのを見て、嬉しい気持ちになった昨日。それだけで仕事の開始がスムーズになる不思議、Take&Give。

さて、今日は何人の人を喜ばせることができるでしょうか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?