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思考習慣のコンパス

こんにちは、思考習慣改善コーチ⌘みはしつやこ です。

花や野菜を自身で栽培されている方もいらっしゃるかと思います。
開花時期や収穫時期を見据え、土起こしから始まってマルチかけ、植え付け、水やり、施肥、間引き、芽かき、支柱立て、害虫の排除、ネットのかけ外し…
花が咲くまで、または実が実るまで、植物は物を言いませんからこちら側から様々な世話をして、ようやく開花や収穫という結果を迎えられます。

その「世話」も、これまで多くの人々が研究や実験を繰り返して最適解を見つけ出して、それでも季節によって効果があったりなかったり、変えられない自然を相手に変えられる智慧を絞って、何とかゴールに辿り着こうとする。

これを、植え付けてから何の手入れもしないままに放置したら、どうなるか?

茎やツルは地を這い、花は無尽蔵に咲き、咲き過ぎた花に栄養を奪われてごく小さい実は土に触れて傷み、虫に蝕まれ、予期せぬ雨続きや日照りに成長を断絶される…
容易に想像出来ることですね。本当に、農家の方々には感謝致します。

振り返って、もし「この手入れをしない植物」を「自分自身」に置き換えみたら、どうなるか想像出来ますか?…意外と、放置しっぱなしになって、まるで構わない状態になっているのではないですか…?

誰にでも、その人の持っている芽というものがある。その芽を太陽の良く当たる所へ出して、時々水をやり、肥やしもやっているか、或いは、そこら中へおっぽり出して、まるで構わないでいるかで、勝負は決まる。
宇野千代(作家)1897年11月28日生まれ

私達と植物の違いは、感じ考えることが出来、それを言葉にすることが出来、自分の意志で動けることです。その持てる力を使うことなく無意識に、或いは意識的に日にも当てず水もやらず、肥料も与えない状態に追いやってじっと留まるしかないと、思い込んでいませんか?


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