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「蔵暦十日」ツォク供養の、お知らせ ※無事終了(12/13)

本日(12/13)は日本の旧暦で十一月十日、チベット暦(蔵暦)では十月十日で、グル・リンポチェの御縁日という吉祥日にあたります。

大変加持の強いパワフルなこの日、月4回のツォク供養(チベット暦十日・十五日・二十五日・三十日)の規定に従いまして、午後9時からツォク供養(ガナチャクラ)を厳修します。

今夜はグル・リンポチェを本尊とする、長寿と増益の成就儀軌を組み込んだ内容になります。

賛同いただける方は今回も「サポート」という形で、お気軽に供養へご参加ください。

今回もサポートいただいた方は、祈願主のお名前で供養用の特別な燈明(チューメー)を、朝まで仏前にて供養させていただきます。

また皆さまからお預かりした志納金の一部は、今回もチベットのお寺や師匠への喜捨・寄進に充てさせていただきます。そうすることで、より強い仏縁と福徳をもたらすことでしょう。

グル・リンポチェの聖地ヤンレーシュ(ネパール)の寺院にて。撮影:気吹乃宮。

(12/14 19:00更新)
午後9時過ぎに開始したツォク供養の儀軌は、夜11時半に無事満行しましたので、ご報告いたします。
今回もサポートいただきましてありがとうございました。

チベット暦十月十日とは、グル・リンポチェが密教の阿闍梨としてチベットの国王から呼ばれてラサにサムイェー寺という仏教寺院を建立され、初めて法輪を説かれた日として知られています。

本尊瑜伽では罪業を滅して五大元素を強化し、長寿や富貴を成就する特別な儀軌に多く時間を費やしました。サポーターの皆さまに加持がもたらされるよう祈念いたしました。
また日本の国土安泰、新しいウイルスが早く鎮静化するよう祈念しました。

燈明の供養も翌朝まで途切れさせることなく続け、御先祖様への追善廻向としました。

今月22日の冬至~来年2月の立春までは個人的には気を緩めずに、ぎょうに勤しみたいと思います。
まずは18日の満月のツォクまで、行に専念します。

サムイェー寺建立の際、チベット土着の精霊が寺院建立の妨害を繰り返したので、このときグル・リンポチェは調伏をされて、仏教守護の誓約サマヤを立てさせ、護法尊・護法善神へと格上げしました。この故事が「サンタクロース」の起源と似ていて、旧暦なのにほぼ同じ時期に重なるのは興味深いです。

サンタクロースの起源は、聖ニコラウス(ニコラス)というキリスト教の聖人だそうですが、異教の神々をキリスト教に改宗させたお方とされます。

コロナが早く終息し、皆さまの諸願が成就し、新たな1年を守護いただけるよう、引き続きグル・リンポチェに祈願を続けてまいります。



サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。