ミスターサンシャイン備忘録⑦
そういえば、愛の不時着のオンラインイベントで、不時着愛をかたる方々の
お話を視聴したときに、日本のドラマは1話2000万~くらいの制作費、
大河ドラマで1話5000万~くらいの規模だけど、愛の不時着は15億~20億かけているらしく、1話に1億以上かけている、ということを知った。
で、その流れの話のときに、ミスターサンシャインは制作費が40億だったと
話されていた。不時着の倍!
でも、本当にそれも、さもありなん、と納得できる。
あのスケールの戦い、セット、爆破、美しい衣装、壮大な自然をあますところなく撮影する技術とクルー・・・これを映像として遺してくれたことは
もう、なんていうか、この時代に地球に生きてる者として、お礼を言いたいくらい。紛れもなく文化遺産ですよ、本当に。
で、7話。
ラブをしよう
これだけでも、ものすごいパワーワードなんだけど
ここからの流れが、またキャーーー(≧∇≦)ってなる。
「何すればいい?」
「まず名乗る」
「次は何をすればいい?」
「握手を」
「ラブは意外と簡単ね。始めてみると。」
そのあと、ひとりになったときに、それぞれが握手の余韻に浸っているところ、もう、貴い・・・
イ・ワニクが
「白丁の息子は黙ってろ」と言った時に
「劣等感のある者によく言えますね。
白丁の息子が(10万の価値の証書を)手にすれば
夜も眠れなくなるのはあなたかも」と応えるク・ドンメ。
彼にとっての真の地雷であることがよく分かる。
生まれながらの門地、性別など、本人の意志と関係のないもので
差別することを禁ずる日本国憲法の尊さを、思った。
だって、ほんのちょっと前までは、まるで神から与えられたかのように
身分の違いは覆すことができないものだったのだから。
ABCの復習をしていても、EはユジンのEって無意識に言っちゃうエシン、
かわいい^^
Loveについて
「(許嫁とではなく)別の者とすることにした。
適任者がいた。
まだ始めて数日だが、意外と簡単だ」
って得意げにいうところから
「LOVEは愛のことです。男女が互いに恋しく思う心です」
と聞かされて、大ショックを受けて、ずどーんと落ち込み
ひゃーーーーってなってる幼い顔になってるエシンが、
本当にまたかわいい^^
朝鮮の行く末となぜか重ねて
「私を破滅させる気ね。許せない」って
勝手に飛躍しちゃうとこも、微笑ましい。
じいやの懐に潜ませる鎌と、こわいものは旦那様とお嬢様だけ、の
言葉に
「彼女は心強いな」の言葉が、優しく響く。
エシンからの手紙を逆さに見ているところをドミに見つかり
「読めないんじゃなくて、読まないだけだ」というユジン。
ここでも、あのしっかりした佇まいと崩れない表情にすっかり騙されていて
私は、彼が本当に読めていないということを、初見ではよく分かっていなかった。だから、どうして返信しないのか、というエシンの焦燥の方にばかり
気持ちが向いていた。
その手紙を最初に読んだのが、奇しくもク・ドンメ。
「互いに合意した計画に問題が生じた。
早いうちに双方の立場を整理したい」
ぷぷぷぷぷ。よくもまぁ、あの恥ずかしさをこんな硬い文章に
変換できたこと、ってこちらはおもうけど、ク・ドンメにとっては
筆跡が分かった後となっては一大事だし、
奴婢と白丁、どちらも教育を受ける機会に恵まれないものと
思っていたユジンにとっては
「彼は読めるんだ」
「読めるとは・・・」と衝撃を受ける。
スーツ姿で突然現れて、口元を抑え、銃を突きつける。
もう、ちょっと滑稽ですらある。
「ラブの意味を知ったか」
「勘で撃つな」
エシン、照れ隠しにも程があるw
「なぜ私に”ラブをしよう”と?
朝鮮を破滅させるため?」
「壊れたのは私の方だ。
復讐の始まりか。
嫉妬の果てか。」
ヒソンの一族を根絶やしにする復讐と
許嫁という立場まで得ているヒソンへの嫉妬か。
でも、エシンも、ユジンの「守りたい」辺りから
ちゃんと意識はしてた、っていうのと
そこから、あれ?あれ?って、数えてたっていうのも
かわいすぎる。。。
節分に年の数だけ豆を食べるのって、日本だけなんだね。
何気なく当たり前だと思っていることも文化なんだ。
花月樓の芸妓を助けるのは
「助ける。
次は彼女が私になり得る」から。
ここでは、入管施設で医療を施してもらえず、ただ青いバケツだけを
渡されて殺された、今の日本の入館管理局の問題を思い起こさせられた。
日本人だから助ける、海外から来た難民は助けない、では
いずれ、自分も助けられない側になり得るのだ。
誰もが取りこぼされない世界を、SDGsも目標として掲げているのは
今の世界で命が平等ではないから。
フランク・パブロフの『茶色の朝』と同じだ。
忙しかったから、わたしは〇〇じゃなかったから、、、と
誰かが誰かを排除していることに目を背け続けていたら
いつか、自分が排除されたときに、誰も助けてくれない。
民を捨てた王は、民に捨てられる。
紙物屋のメモの筆跡から、あの手紙がエシンからだと知ったク・ドンメは
「次は死ねと言おうか。
横取りされた気分だ。
一度も手にしたことはないが」
と言う。
せつない。。。せつない、、、、
眩しい存在をただそっと見守るだけしかできないと思っている自分が
気付かぬうちに、何かは分からないが、ユジンは近しいところにいた。
ただでさえ、こんがらがっている二人のところに
ヒソンは言う。
「二人が険悪な理由がやっと分かった。
二人が心に留める人は、僕が思っている人か?
今はいないが、最初から一緒にいる
その人。
もしかして僕の許嫁か。
違ってほしい。
傷付けたくないから。
今は、まだ」
この後の、あれやこれやのシーンの差し込みーーーーーーー!!!
1周目では分からなかったけど、ハイライトやん(´;ω;`)ウゥゥ
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