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「災いのあとには 幸せがくるものだ」リジョンヒョクが言うなら、きっとそう。『愛の不時着』エピソード2

日本政府のコロナ対策の迷走ぶりが酷過ぎて、

本当に暗い未来しか見えないような2020年、夏。

通常なら学校が夏休みに入る直前で梅雨が明けるのに

今年は、夏休みもまだ先だし、梅雨明けも、しばらくおあずけ。

でも、憂鬱にならないでいられる要因のひとつとして

確実に『愛の不時着』がある。今日は、エピソード2についての考察。


私も写真が残ってるけど、1歳のお誕生日には、いろいろなものを並べて

その中から何を取るか、というイベント、やりました。

韓国と日本、こんなところでも同じ風習があるんだなあ。

妹は一万円札を取った、って覚えてるんだけど

わたしは、何を選んだんだっけな。。これで本だったら、

職場でネタになるんだけど。

お金、待ち針、聴診器、お餅、糸、楽器、、、

置いてあるさまざまなものの中でセリがつかんだのは

パパの手。
1歳にして、極めて賢明なチョイス 。

運、センスが求められるときも、

ことごとく正解を選ぶことができていたセリ。

そんなセリが、絶体絶命(この先、何度もあるとは夢にも思わなかったよね、セリもわたしたち視聴者も)

の状況で、味方が要ると判断して、

女を出してきて、かわいく弱っていて困っているひとを演じてる

様子に好感を持った。それは私も身に覚えがあったから。

若い時は、遮二無二仕事をして、ただ愚直に必死に

でも誠実に目の前の生徒や事件に真正面からぶつかったけど

それだけでうまくいくほどラクでも単純でもなかった。

職員室でべらべらおしゃべりしている若手講師や中年主婦教員は

苦手だった。もっと他にやるべきことがあるだろうに、

しゃべってる暇があったら仕事しろよ、って思ってた。

でも、教員から非正規職員の学校司書になって、

立場が弱くなって、下になったら、そういう

おしゃべりみたいな「あそび」の部分が必要だと分かった。

「●●先生の、あの時の授業の発問、あれで深まりましたよね」とか

「わー。○○先生のクラスの集中力すごいですね」とか

普段から、嘘もお世辞も言わなくても、本当に感じていることを

少しだけ盛って話すだけでも、授業の打ち合わせも連絡もしやすくなるし

困った時に力を貸してもらいやすくなった。

日常のお喋りは潤滑油になるし、本やマンガの貸し借りをたくさんしたから

今回の学校では、いち早く先生方との連携が取れている。


若い時は、先生なんだし、担任なんだし、全部を自分でパーフェクトに

やらなくちゃ、と思ってた。

でも、いまは、オバサンと女子の二刀流^^

自在に操ることで、言いたいことも言える。

ふんわり伝えることも、かわいく伝えることも

若い先生たちよりも年を重ねている立場で言うべきことも。

産院友、ご近所ママ友、社宅ママ友、育児サークルママ友、

幼稚園ママ友、習い事それぞれのママ友、PTA役員ママ友

小学校ママ友、中学ママ友、部活ママ友、、、

いろんな場所で対応していかないといけないから、職場の顔と

妻、母、嫁、娘、姉、の顔と友達の前と、

演じ分けているつもりもなく、適応していく。

それが、うち、外関係なく

働く女。マルチタスクが求められる。


そんなことを、あのセリのかわいらしいぶりぶりに思った。

きっとたくさんの男を手玉にとってきたゆえの

判断でもあったのだろう。

けど、同時にリジョンヒョクが考えていたことが

「規則では抹殺」
「殺すべき?」

というのが、笑える。なんて鮮やかな対比。


「ごはんくれる?」

「殺すか」


痺れる脚本。


ジョンヒョクのおうちの洗面所、かわいい。

タイルもかわいいし、光の入り方がとてもきれい。

タオルも清潔そうで、生活が整っていることがよくわかる。 

セリが、北朝鮮に来てしまったことを

「いい経験だと思うことにしよう」「貴重」

とポジティブに捉えようとしているところも、やっぱり好き。


そして、手ごねして、製麺機でにゅるーって出して

黄色、オレンジ、赤、緑、と彩りも美しく麺を作ったのに

毒入りだと疑われても、置かれた状況から、それもそうだ、

と納得するシーン。


リジョンヒョクには、「せっかく作ってやったのに」

「ごはん食べたいっていうから作ったのに」という、

のに、がない。

あいだみつをさんじゃないけど

のに、がないから愚痴にならない。

してやった、ありがたく思え、感謝しろ、という

押しつけが一切ない、というのに慣れていない日本女子たちは

多分、ここでも心を鷲掴みにされてる。(わたし調べ)

ふだん、そういう扱いを受けてるから、

喜んであげたり、相手を気分よくさせてあげたり、を

半無意識に、でも空気をよくするために、半強制的に

感謝の押し付け合いもしてるかも。。。


『フンブとノルブ』の話は、うちの図書室にはなかった。

市の図書館を探してみることにしよう。
探したけどなさそう


セリが、南での自分の立場を明かすも

お金、名誉、地位に興味ないジョンヒョクは
「恩を売る気はない」と言う。

大抵のひと、に彼が分類されないんだということが

ここからもわかる。

第五中隊が集まってきたあと、

いつのまにか仕切ってるセリ。
上座にいるし。会議でバリバリやってる感、伝わってきた。


ばたちぎ  舟渡 

これ、韓国語、覚えた。

ちなみに、三角関係、は さーんかくかんけ、って聞こえた。

別のドラマだけど。


統一したら
ジウさんのサイン って言葉に顔が輝くジュモク。

でも、『反日韓国という幻想』という本には

今すぐ統一した方がいい、と答えた人は1割だったそう。

ジョークにしているけど、現実味はまだまだ薄いという

空気のようです。2045年が目標だそうですが。

株主総会までに帰りたいセリが、もっと早く帰りたいというところで

「身勝手をいうな
帰れなくなったのは自分のせいじゃないか」と

ジョンヒョクが言うんだけど、ここ、すこし言葉がキツイな、って

気になってて、沼のみなさまが、日本語訳に疑問を常日頃からお持ちなので

英語訳を見てみたら

「はっきりさせよう
君が戻る機会をなくした
こうなったのは君が原因だ」っていう感じの訳で

日本語訳の方が、厳しい印象を受けた。

実際のところ、どんなニュアンスなのか、気になるところです。


「南朝鮮のドラマは記憶喪失だらけ」
「資本主義の病」

には、笑ってしまった。まさに今日完走したヒョンビンの過去作も

記憶喪失、入っていたので。


bb.q の山盛りチキンのシーンは、毎回食べたくて仕方なくなる。

落ち着いたら、絶対に行きたい。

これって、スポンサーなのかな。。

白菜を海水で塩漬けして、5世帯で2トンのキムチって

今も作ってるのかな。

疑問は、いくらでも出てくる。



リ中隊長を「天然記念物を保護するのと同じ」と
特別扱いする北のおねえさんたちに、親近感を持った。

イケメンは正義。顔天才は日々の生活の癒し。

みんなで愛でよう精神も、おなじ^^

セリは、ジョンヒョクから靴も借りてたんだね、

お庭に出てキムチ倉まで行くのも、ぶかぶか。

シャツもぶかぶか。このセリもかわいいったら。。

お肉を焼いても、レアにしてあげても

食卓を一緒に囲まないで、食べないで、

みんなが食べる姿を見ているリジョンヒョク。。

後から、実際のヒョンビンがそういうところがある、と

聞いた2回目以降の視聴では、ここもきゅんポイント。

電話の5番。

「乱用は禁物」ってダチョウ俱楽部の押すな押すなと同じくらい

フリだよねwって思ってたら、まさに、だった。

アロマキャンドルまでは、図々しい私でも頼まないよー。

でも、まさか、このキャンドル、というのが

あんなにも大きな意味をのちのち持つことになろうとはね、、

初回視聴では、気づかなかった。

温水出ない & 入浴袋固定

の北朝鮮って、やっぱり厳しい生活なんだと

ちょいちょい思い知らされる。。

「潜んだ敵をあぶり出せ」のスローガンも
保衛部の強固な何重もの警護も。

救援物資の棒コーヒーに見向きもしないリジョンヒョク。

軍服、軍帽❤️リジョンヒョク。

ここ、ビジュアル神なとこ!( ..)φメモメモ

盗掘犯のこと、かんたんに調査許可したなー、チョ少佐、って

思ってたら、やっぱ裏で動くし。

家柄だけで判断しようとする大佐の小物感伝わる。

胸開けすぎ、クスンジュン登場。私と服の好みの合わなさ判明。 
あらそよあらそよ → わかった

だるまさんがころんだ的遊びは牧歌的。
お風呂上がりのシャツワンピ状態のユンセリ、可愛すぎ。

停電 

怖いし、何が起きてるかもわからない不安。

まさに光の見えない現状と同じ。

だけど、ただ腰を抜かすとか、めそめそ泣くだけでなくて

彼女が選ぶのは、敵に自分の力で立ち向かうということ。

花瓶を持ち上げて、敵?を待ち受ける。

戦うことを選ぶ女。


だけど。

強いし、自分でなんでもやってきたし、決めてきたし

力をつけてきたし、戦ってきた自負もあるけど

「ただのロウソク?
私が言ったのはアロマキャンドルなのに

迷惑よね
自分でもあきれてる
なぜ私がこんな目に」

といって泣く。

知らない人が見てる前で泣くハメになど

これまではなかったのに。

ずっとずっと緊張して張りつめていた心の糸が切れた瞬間。

ただの女の子のように、わあわあと泣けたセリ。

指で!(衝撃)ロウソクを消して

「もう見えない。心配するな。」と

言ってくれる優しさが、どんなに響いたことか、

心に灯りをともしてくれたことか。

そして、ここでですよ、今回の名言

「災いのあとには
幸せが来るものだ

きっと何とかなる」

リ・ジョンヒョクの言葉だからこそ

このコロナ禍でも、光を放つんですよ、この言葉。

信じよう、って思うんですよーーーー。

「本当に?」

「本当だ」


って、だって言ってくれたから!



オックムさんが自転車で発電してるとこは
社宅を思い出す。

うちの社宅は夫の立場での上下関係はあまりなかったけど

でも、ちょっとしたヨンエさんは、いたなあ、と。


「株って知ってる?」には

シガ見たばっかりだったので
「ロエルのCEOだったことあるけど?」って

ヒョンビンが内心言ってないかなーって邪推した。


「名前はなんていうの
いつか恩返ししたい」に

「返してもらう恩などない」と返すところにも

彼の誠実さと私利私欲のまるでない聖人っぽさが出てた。

昼クリーム夜クリーム全部と下着も全部買っちゃうとこに

お金に困ってない育ちを感じるし
サイズ聞かれて、しばし固まってるとこに愛しさを感じるし

ケガのことももちろん忘れないでいてくれた気遣いに

コロリ。


↑女子コロリ、とかいう装置というか仕掛けだったら

もう、ほぼ全員が堕ちてる。(わたし調べ)


南に戻った夢のシーンは、洗練された南のセリ。

オシャレもメイクも髪も全然違っていて、見ていて楽しい。
だんだんだん!って効果音と肖像画のギャグ扱い、

こりゃ確かに北が見たら、怒られるやつー、って私でも分かった。

「白頭(ぺくとう)の魂を持て」

っていうスローガン。気になる。『椿の花咲く頃』の

白頭ケジャンを思い出す。

こういう文化の基礎基本が分かってない。

調べたら白頭山は、中国と北朝鮮の境にある火山らしい。

白頭の血筋を持つ、とは北朝鮮建国した人の血筋のこと、のよう。

交通整理を婦警さんが、あんなふうにしてるのも

本当なのか気になる。

 平壌。革のベルトが擦れて擦れて擦れまくってるの、恐ろしい。

そんな椅子に座らされても、堂々と正しいことを言うリジョンヒョク。

「状況だけで人を疑うのですか」

それに対しての

「罪などいくらでもでっち上げられる」に、背筋がうすら寒くなる。

責任副官 →ダン叔父

総政治局長 →リジョンヒョク父


ジュモクがドラマの先が気になる真剣な様子が、

親近感が湧く。ドラマの話って、盛り上がるよねー。



名前をピョチスに教えてあげないユンセリの方が
ピョチスより一枚も二枚も上手。

脱営兵が多いから宿泊検閲、っていうのにも

びびった。

宿泊検閲なんて、修学旅行でしかされたことないよー。

高校の時は、男の子の部屋でみんなで怖い話してたけど

宿泊検閲!あって、翌日の自由行動、ホテル謹慎だったの

思い出したよ。。自我批判はなかったけど、反省文書いたよ。。。


キルライムと729のリジョンヒョク、どっちが速いかなー。
直進車線確保は、『椿の花咲く頃』の奇跡を思い出す。

わたしも、あら、なんだか韓ドラを語れるように

少しずつなってきてる??



モチモチしたごはんの誘惑に負けて

人民班長が処分を、って受け取っちゃうのって

上が腐敗してたら、中抜きもそりゃするよね、

古今東西、どこでも、同じよね・・


リ隊長の家にいくまえに化粧直しして
うきうきしちゃう女心も、世界共通。



定期演奏会のフライヤーを見て、

どこかで会ったような、、とセリ。

あんなにも強い印象のことでも

記憶に残るのは、音楽。芸術なんだなあ。

キムチ倉に隠れて、絶対絶命のときに


「僕の婚約者に、何のマネですか」


婚!約!者!


ぱたり。




 

「絶景をみたひとの7割が家に帰る選択をする」



人は神ではない。

人が人の生死を司るなんて、かんたんにできることではない。


安楽死でもなんでもない、

歪な優性思想とお金に目がくらんだ輩の犯罪に

改めて憤りを感じる。

 








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