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ミスターサンシャイン備忘録⑨「いつも”するな”ばかり。”しろ”と言って。」「ラブをしよう」「忘れてた」

薬屋でエシンからハグして(身長差‼‼‼すっぽり💛)
「これで合ってる?」
すごーくがんばったであろうエシンのこと、本当に可愛くて愛しくて
仕方ないだろうに、抱き寄せて、ぐっと腕を回すことすらしないまま。
こんなの、見てるこっちが、地団駄踏みたくなる。いや、踏んでる。

じいやとハマンの心強さとコミカルさに笑いつつ
人力車で移動。ガタっとなった瞬間
「今、何をした?」
「守った」と咄嗟の行動が同じ。対等だし、互いが相手を思ってて
こちらまでにまにましてしまう。
歯を見せて笑う姿も、素敵。

GRORYに着いて、これまで誰も部屋に招待したことない理由を
「大切なものでも?」
と問うエシンに対して
「目の前に」
って答えるとか、もう。きゃーっきゃーっきゃーっ(≧∇≦)
さらっと言えちゃうのね?そうなのね?慣れてるよね?
過去の恋愛でスピンオフしてくれても、いいよ?
軍人になるまで、とか。

エシンの身を案じて
「男装などもうしなければいい」と言うユジン。

「”目立つな”
”当分は小屋に来るな”
”英語は程々に”
いつも、”するな”ばかり。
”しろ”と言って」

「ラブをしよう」

「忘れてた」

激動の時代の中で、花のようには生きられず
花火として必死に輝き、そして散っていくことを望み
もう決意している、そのエシンの輝くような美しさを前に

「彼女の輝きと残酷さの間
私はどの辺りに?」と自問するユジン。
未来がないと分かっていても、刹那、互いを愛する。
高貴な大切なものとして終始扱い続けるユジンが
もしも、身も心も愛していたとしたなら、結末はどうなっていたんだろう。
何かが変わっていただろうか。。


303号室のヒソンの動向を何も知らないエシンに対して
「私の方が会っているのか。それはうれしい」と言うユジンも
あんなにこわいおじさん顔なのに、
かわいいと思えるから不思議( ^ω^)・・・


ロシア、米国、日本、イギリスが土地や鉄道や電気などの
事業を食いものにしていき、自国のものが朝鮮には何もない中で
国を守ろうと立ち上がったのが義兵たち。
「なぜ死に急ぐんだ」
「一介の民がなぜ国のために命を懸ける?」
と、ク・ドンメにはエシンを含む義兵たちの志は理解できない。

ここでも、香港やミャンマーで、自分たちが自由に表現できて
拘束されないことを求める、名もなき多くの人たち、
それぞれに顔も名前も人生もある人たちのことを、思う。
国が、為政者が誤った方を向いた時、それを正したいと思うのは
人間の善なるものが、黙って「花のように生きる」ことを拒むからだと思う。


LIFE LOVE LIKE 
シルバーの襟×鮮やかなグリーンで英語のお勉強をしている
エシン。

エスンが着ている絹の服に
「死んだ蚕があわれよ」と悪口を言うハマンw

支配人の
「無駄なものほど甘いもの。
その刹那の希望に、人はお金を払う」という言葉は、真実を突いている。

ヒソンの
「朝に弱いので、官職に就く気はない。
抗日運動は体が疲れ
親日なら心が疲れる。
僕は、無益なことが好きでね
月や星、花や風、笑い、冗談、そういうもの」

「誰にも応援されない人生」と寂しく笑うが、
厭世家になっても仕方ない人生だと思う。


そして、大好き、大好物の居酒屋シーン。

「なぜその仕事を?」
「なぜ何もしない?」
ク・ドンメとヒソンの平行線も笑ってしまう。

居酒屋店主の「みなさん、親しいようで」に
「ちがう」「ちがう」「ちがう」の声のみごとな重なり!

日本人の朝鮮人、米国人の朝鮮人、美男の朝鮮人。


呼び出しを受けたていで、小芝居をするエシンを見つけて
嬉しさを隠し切れないユジンが、またかわいい。

「会いたかった」というハングルを英語でどう書くのか問われて
誤魔化し続けるユジンの嘘を見抜いて、弱みを見つけた!と
うれしそうなエシンもかわいい。

イ・ワイク(伊藤博文の右腕)VS イ・セフン

井戸に身を投げた母、打たれ死んだ父、罪人のように逃げ回った
幼い奴婢の怨恨の念は、簡単に殺すだけでは足りないと思っていたが
預金証書を自宅に置くことで、逆賊として朝鮮に始末させるとは
見事。

器デートの河は、凍っていたけど、並んで歩くふたり。
でも、そりゃ、そうだよね、どうしてアメリカに幼い頃に渡ったかは
聞きたくなるよね。。アイデンティティのもとのもとだもん。

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