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チェック柄の服が嫌い

自分は洋服について無頓着の極みをいっている。以前セーターの下のセーターを着るなんてことをやらかしたし、洋服についてあれこれ考えるのが苦手だ。

そんな洋服に関心を持てと散々言われながらもこだわりというかごくごく小さいことだと思うが一つのこだわりがある。それがタイトルにある「チェック柄の洋服が嫌い」、すなわち着ないということだ。

この理由を話すにはまずは自分の趣味について多少話さなくてはならない。ところで自分の趣味の一つに音楽ゲームもといゲームセンターに行くというのがある。週に何日かいったりときには一つのゲームセンターで2,3時間すごしたりその日によってまちまちではあるがまぁまぁ滞在時間は長い方だと思う。

そんな時にまわりの客を見ると大体同じような服装が多い。大体はユニクロ系、しまむら、スーパーの洋服売り場にありそうな微妙そうな服などなど。これらの服装は洋服に対しての関心が薄く(逆にいうとその分ゲームに情熱が向いている)、そのせいか手短に売っていそうなところから調達をしただろうというのが多い。

そして手近に売っていそうなところから調達をするということは時々悲劇がおこる。それがたまに見かける服装かぶりである。恋人同士でペアルックなんて時代もとっくに過ぎたような気がするが、ゲームセンターでは赤の他人同士で服装が(スーツでもないのに)かぶるということが発生する。

そもそも服装かぶりというのは街で歩いていても遭遇することはあることかもしれない。しかし街で歩くのとゲームセンターとは状況が違う。ゲームセンターというのは室内で基本的に限られた1フロアの空間だ。この空間は街で歩くとは違い共有された空間であり、しかもこの広くはない空間で1時間・2時間と共有することになるだろう。その中で服装がかぶるというのはそこそこに気まずい。

そしてこの服装かぶりであるがゲームセンターに10年以上通って気づいた経験として、特にチェック柄の服でのかぶり率は他の無地や模様に比べてかなり高い。

これが自分の「チェック柄の服が嫌い」な理由だ。服装かぶりがとても怖いのだ。

これに関しては自分の偏見も若干含まれているだろう。しかしこのnoteを書くにあたり簡単に調べてみると「オタクとチェック柄」の親和性はかなり高いらしく、「秋葉原で3割の人がチェック柄だった」なんてデータもあった。

こういうことを考えるとオタクに近い人間ではあるけど、オタク好きな人たちと一緒にされたくはないなんていう微妙な深層心理がこの結果になっているのかもしれないなんてことを思い始めた。

ちなみにオタクという言葉は前時代的ない言い回しであまり好きではない。物好きな人と捉えている。





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