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「夏祭り」のズレた懐かしさ

きーみーがーいたなーつーはー とおいーゆーめーのなかー

夏といえば一度は聞いておきたい「夏祭り」。この曲は元々は「プレゼント」や「にちようび」でお馴染みのジッタリンジンの楽曲だ。

ただ自分はこの曲に懐かしさを覚えるがこのバージョンではなく、それから約10年後に出たWhiteberryのカバーバージョンのほうだ。

なんというか初めてこの曲を聞いた時にガールズバンドってすごいと思ったのが今でも印象深い。それからしばらく経って原曲であるジッタリンジンのバージョンも聞いたが向こうのバージョンも90年代の楽曲としてはとても好きだ。そこから「プレゼント」や「にちようび」も「えっ、このグループだったの」というのはなんというか本当に驚きだった。

ちなみに余談だが、太鼓の達人をはじめとした音楽ゲームではその曲の季節感や人気から曲は同じだが歌っている人が別の人となるカバーバージョンとして収録されることが多い。その時は大体Whiteberryのバージョンが元になっていることがほとんどである。

またメジャーの方でもここからさらに3年後の2003年に「さんみゅー」というアイドルグループがカバーしたようだ。このあたりになってくるとWhiteberryの影響がかなり色濃く出ているような気がしないでもない。

このように同じ楽曲にも関わらず世代によって懐かしさを感じるバージョンが異なるというものがある。ちびまるこちゃんのオープニングテーマで有名な「おどるポンポコリン」や「勇気100%」もその例といえる。自分は青春の真ん中が2000年前後になるためこのあたりにリリースされた楽曲がちょうど懐かしさを感じる。

それから18年、もしかしたら自分が懐かしさを感じる楽曲がカバーとなって次の世代に有名になって伝わっているものがそろそろ出てくる年頃かもしれない。そんな夏の終わりに思う曲の思い出。


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