無名の有名人
昨日叔母の一人がこちらにやってくるということで元々こっちに住んでいるもう一人の叔母と共に夕食をとった。その時の話が面白かったので少し書こうと思う。
東京に住んでいる叔母…といっても年齢的に言えば自分と10歳ほどしか離れていないため、いつもは姉さんと呼ぶことが多い。この姉さんの職業の一つは役者だ。
といってもすごく売れているわけではなく、よくバラエティ番組とかにある再現VTRの役の一つとしてたびたび出ているそうだ。
そんな彼女は同時に二足のわらじとしてお客様と接する仕事もしている。そんなお客様と接する仕事をしている時、時々「あなた、〇〇に出ていなかった?」と聞かれるそうだ。あるいは「あなた、あの…あれ…」みたいな聞かれ方もされるらしい。
この話を聞いていて思ったのは例え番組の中の一つのほんの少し出ていただけでも、人はよく覚えているということだ。そこにあったのは名前ではなくわずかな時間に存在した印象値、インパクトだと思う。
番組に少しだけ華を添え、つなぎとしてわかりやすく映像で伝える彼女。そんな姉さんが誇らしい。
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