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その先に見えるのは壁か幻想か

たまたまと言うかなんというか以前noteに書いた「間に見えるもの」の彼女と一緒に帰ることになった。ここだけの話、いつか一緒に帰ってみようとここ何日か望んでいた。その結果かもしれない。


改めて言うと彼女はとても仕事のできる人でいつでも気を張っているような人だ。そんな彼女が疲れを出したほんの少しの表情に惚れたというのが前回のあらすじです。

彼女の最寄りの駅は知っているのでそこまで一緒の電車で帰った。彼女と世間話的に話せるようになったのは本当に二年前に出会った当初ではあり得ないものだと思う。

彼女と一緒に話していて思ったのは、やはり仕事に関わることは本当尊敬していることを自分の中で再確認できたことだった。本当に彼女はすごい。

ただ一方で仕事以外の話になると空白というか心配になった。例をあげると休みのときは寝ているとか、普段の昼食が買ってきたものを中心としていたので「最後に自炊したのいつですか」と聞いたら「いつだったかなぁ」と答えてくるなど、仕事に熱を上げすぎてそれ以外の物事に空白ができているように感じた。

もしくはなんとなく会話に対して合わせて答えているだけで本当のプライベートは隠しているような印象みたいのを感じた。

とは言うものの30日には用事があると言っていたし、何度か友達同士で遊びに行っている話を聞いているのでそんなにプライベートが空虚ではないと思う。

ただどちらにせよすぐそばで話していたのに高い壁を感じた。この壁を壊せなかったのは踏み込んだ質問ができなかったからなのか、それともこの壁は幻想でやはり自分の彼女に対しての感情は好きはなく尊敬だけだったことなのか。

仕事以外のことに対しての彼女の興味が生まれた一方でなんとも言えない壁を感じた。彼女はいつ気を緩められるのだろう。

#日記 #エッセイ

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