Something laws

啀み合い 憎しみ合い
いきり立って 蠢いて
他人の事なんざ 関係ねぇ
言うは易く行うは難し

この世界の どの世界に
扉 開け放ち 猛り狂う
大人しくなれって?無理に決まってるだろ!
悲しい程に 荒れ狂う 我が身の愚かさよ

仕方ねぇと下を向いていたって
ニンゲンは先に進むことは出来ねぇ
仕事に追われ時間に追われ終わりの見えない
テーブルの隅に蹲り 日々を無駄に過ごす

モグラ叩きのモグラの様に
嫌われ笑われながら殴られて
予想の斜め上を 過ぎ去るを
悔しい思いで ただ眺める

大きく出遅れた 俺の一歩は
躓き転び 結局最後尾から
崩れ行く精神と 崩れ行くプライド
レールからはみ出しながら 進んでいく

情けねぇ 自分と向き合う事を恐れ
苛立ちと共に 自分を殺す
オレハイッタイドコヘムカウノカ
レールは遥か向こうに 外れてる

脳細胞をフル回転させたところで
才能溢るる奴等に敵うわけがねぇ
一生追いつけない 近づくことさえ
残された俺の時間は そう長くはない

上手く ただ只管上手く
能書きを垂れ流すだけなら
なんとか出来たのかもしれない
逆らう者を無理矢理排除しながら

憎まれようと煙たがられようと
生きて生き抜いて自分を残す
楽になる事の出来ない不器用さ
だから自分に苛立ち自分を憎む

違いは何処から始まったのだろうか
はっきりとした地点は見えもしない
がむしゃらに毎日を生きて生きて
ゆっくり休むことも出来ずに酷使する

異能の者であっても構わない
十全たる才能を欲している
夢に見ながらも 諦め 立ち止まる
嘘 虚構の自分にだけはなりたくないから

苦虫を噛み潰したような
気持ち悪い表情であっても
欲張り 煩悩の塊の自分
苦悩してでも それが本当の自分

大らかに清らかに 無縁 汚れたココロ
作り笑いの一つすら 無理には出来ねぇ
クソ喰らえだ そんなこと
理不尽に踏み潰されても 自分でありたい

時間と共に 脳が死んでいく感覚
ゆとりは無い 慌てふためき
ウダウダと それでも急げずに
虹の彼方へと 走り抜けれるのだろうか

良くも悪くも いや 悪い方ばかりで
のうのうと生き続ける それが出来なくて
何故だかいつも損な役回りをさせられる
身体に沁み付いて離れない 悪臭

二度も三度もある人生じゃないから
はっきりとした自覚と自信をもって
繋がり 繋げていきたい
死するよりも 難しい道筋だ

掴み損ねた幸せの向こうに
尽くし通した 信念が眠る
けたたましく鳴る雑音に阻まれ
たどり着くことが難しくなる

いっそこのまま 流されて
ただただ 流さされ続け
騙すより騙された方がマシだと
そんなことを考えながら

レールの上に戻ろうと
だからこそ レールに戻ろうと
けれども レールは遠く遠く遙か彼方
ガラクタの山に突っ込む

乗り越えられない山の中
雑木林に惑わされ
見たことの無い景色へと
だがそれは 真実ではなく

邪念に満ち満ちた俺の墓場か
闇に照らす光すらなく
真っ暗な そして漆黒の闇
俺の身体の 俺のココロの

住処にするに相応しい 闇の世界
ルールなんてクソ喰らえ 俺だけの楽園だ
などと吠えながらも 本当は 本当の自分は
夜が明けるのを ただ只管待ち続けるのだ

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