20200622過去の痛い日記その3

過去の痛い日記シリーズ第三弾です。
過去作を読んでない方は↓

https://note.com/migmig0916/n/nfac30b73e447

さてさて、どうにかこうにか手術の日を迎えたわけなのですが、
全身麻酔でってことでしたので、特に緊張する事も無く、
麻酔で眠っている間に手術は終わり・・・ってならないのですね、これがw

手術中に目覚めてしまいましたw
とは言っても、麻酔自体は効いているので、痛みなどは無く、
あー、なんか足を色々触られているなー、くらいだけだったのです。

手術っていうと、どうしてもドラマなんかのイメージなんですよね。
「メス!」「ハイ!」
「汗!」「ハイ!」
みたいな。
ところがどっこい、先生と助手さんが笑い話をしながらやってる。
内容までは覚えていないのだけど、先生が何か言って、助手が「もー、先生ー、やだー、ぎゃはは」みたいなノリで・・・
えーっと、俺、ホンマに手術受けてる途中なの?って思ってしまうくらい。
そのうち、なんか弁当の話になって。
「あ、俺、トンカツ弁当な!」って先生の声が聞こえてきて、
もう、黙っているのに耐えきれず、
「すみません、俺も同じので!」って言っちゃったwww
一瞬、シーンとしたけど、すぐに「あれ?〇〇さん、起きてたの?」って聞かれ、
「はい、なんか起きちゃいました。結構前に・・・」って答えたら、
その後は、雑談無しで手術が進行。
いやいやいや、そこは俺交えてお喋りタイムだろうが!!と思いながらも、
誰も雑談しなくなっちゃったので、暇で暇でどうしようかなーって思ってたら、
いつの間にかまた眠っていたみたいで、気付いたら病室のベッドの上でした。

全身麻酔がまだ効いているから、変な感じなんですよね。
全身麻酔の注射をする時に、横向きになって、膝を抱え込むように体を丸くする体勢だったのですけど、
感覚はその時の感覚で、目は天井を見ているのに、横向きで身体を丸め込んでいる感覚のまま。
手を動かしてみるが、鉛のように重たくて動かない。
もちろん、足も動かない。でも、瞼は動くし口も動くし喋れる。
なんだコレ、おもしれーwwwとか麻酔の感覚を味わっていたのだけれど、
徐々に切れてきて、全身が痺れている感覚になった。
その時に手足を動かしてみたり、腹筋で起き上がってみたりして、
自分の身体の位置や形を認識した瞬間、例の横向きで丸まっているって感覚が消え、
痺れてはいるけれど、全身の神経が働き始めた。

手術前に「目が覚めたらナースコールしてくださいね」って言われていたのを思い出し、
まだ痺れて上手く動かせはしないが、ボタンを押した。
看護師さんと手術をした先生がやってきて、色々と説明されたのだが、
そんなことはどうでもいいとばかりに「先生、俺のトンカツ弁当は?」と聞いた。
先生が「え?あれ本気で言ってたの?冗談で言ってると思ってたから買ってないよ~」と答えたので、
よかった、アレは夢じゃなかったんだと言うと、みんな爆笑してた^^;
で、先生から「いやー。なかなかに難しいジグソーパズルだったよ。ただ幸いにも骨が飛び出て無くなったってわけじゃないから、その分だけ楽させてもらったよ。じゃ、お大事に。」と言って去っていった。
残った看護師さんから、「まだ右足を地面につけてはダメだよ?なので、オシッコはこの管で~」って説明されて初めて自分の股間に違和感を感じた。
全身麻酔をした後に、尿道から膀胱まで管を通し、尿意の有る無し関係無く、膀胱に尿が出来たらすぐに管を通って排出されるしくみ、らしい。
最低でも一週間は相変わらずベッドの上から動けない状態、とのことだった。
と、言う事は、便意がきたらまたあの地獄を味わうのか・・・

色々な説明の後、段々と痺れが消えてゆく。
お察しの通り、痺れが消えていく=麻酔が切れていくなので、
少しづつ痛みが出始める。じわじわと痛みが増してくる。
一気に痛くなるのではなく、じわじわと、だ。
コレはなかなかに辛い。我慢できるポイントがあやふやなのだ。
我慢出来なくなってから痛み止めを貰うより、一歩、いや二歩手前くらいで痛み止めを服用したい。
しかし、そのポイントを判別できない。じわじわと相変わらず痛みは増していく。

気が付いたら夕食の時間で、まだ麻酔が抜けきっていないからと、
お粥だけだった。不思議とお腹は空いていなかったので、それは良いのだが、
痛みがじわじわとにじり寄ってくる・・・
このまま消灯まで持つかな?持たないかな?わ・・・わからん!!と、
ひとりでモヤモヤしていたら、友人が見舞いに来てくれた。
斯斯然然と話をしたら、俺の手の甲をつねってきた。
友「痛いか?」
俺「軽く痛い」
友「手、見てみ?」
俺「ぬおっ!!滅茶苦茶赤いやん!!」
友「そうとう強くつねったんだけどな(・∀・)ニヤニヤ」
俺「そっかー、じゃ、何となく痛みの加減が分かったわ。あり」
友「じゃ、面会時間ももう終わるから俺帰るわ。またな」
俺「おう、ありがと。またな」

友人は面白がってやったのかどうかは分からないが、お陰で足の痛みの具合を判別できる。
これなら消灯時間少し前に痛み止めを服用すれば大丈夫だな、と思ったのでした。

今回はココまで!!
まだ続きがありますので、乞うご期待!!
(そもそも期待してくれている読者が居るかわからないがwww)

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