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【随時追記あり】地震が発生した北陸新幹線車内より/2024年元日

2024年1月1日午後6時過ぎ。
現在、金沢から東京へ向かう新幹線車内。

地震発生により、2時間程前からここにいる。
自由席。時々余震がある。
通電に成功したとのことで、スマホ充電が可能。
全車両電灯がともり、車内販売が行われ、トイレも水が流れる。
取り乱す客はいない。時々小さい子達が楽しそうに?通路を走っているのみ。

徒歩で係員による沿線設備の点検をこれから行うとのアナウンス。点検はいつ始まりいつ終わるのか、全く見通しがたたないとのこと。

地震は出発してまもなくだった。金沢駅まで在来線数駅分のところ。山の中などではないが、おそらく車両自体を動かせるようになるまで、どこにも行けないと予想。

突然の災害に遭遇して

やっておいてよかったこと

  • 最後のご飯をしっかり食べておいてよかった(しかも正月料理をたらふく)

  • モバイル充電器を持っていてよかった

  • スマホも70%以上充電あり
    SNSアカウントがあってよかった
    (状況把握と報告)

  • 防災関連アプリをいくつか入れていてよかった
    (状況把握)

  • 季節に見合うあったかい服を着ていてよかった
    (暖房着いてるけどなかったら辛い)

  • リップクリーム持っててよかった
    (なんなら旅の途中なのでメイク落としから何から全部ある)

  • 【追記】iPhoneの「緊急連絡先」を登録しといてよかった。今回は使わなそうだけど。意識なくして救急車で運ばれる時、連絡先がすぐわかる。

  • 【追記】メガネでよかった(コンタクトの日もあり、メガネ持参してなかったら目がやばかった)

  • 【追記】マスクを持っていてよかった。車内はかなり乾燥している。喉の保護。

  • 【追記】やっててよかった英会話!
    斜め前の乗客がタイ人男性。アナウンスの通訳ちょこっとだけできた。ついでに実は偶然、タイ語もちょっとだけ話せる。

  • 【追記】愛用のボディミスト

    は?この非常時に?

    これが朝、ひとまず最寄り駅に到着した時に効力を発揮。
    近くに人が居ないところで、若干汗臭くなったような気がする体にシュッとひと吹きすると気分が上がったーー!
    携帯アトマイザーまじ買おう。

お風呂の気分を味わえるボディミスト

やっておけばよかったこと

  • トイレに行っておけばよかった
    (トイレはあるが、最初は行けないんだと思って我慢してた)

  • ちょっとしたお菓子を持っていればよかった(今無性にきのこの山が食べたい)

  • 本があればよかった
    (iPad持ってるけどいざという時のために使えない)

  • 生理中じゃなくてもナプキン持っとけばよかった
    (トイレが使えない時に使えるだろう)

  • 有線イヤホン(ワイヤレスはあったんだけど、やはり充電が気になる。嵩張るものじゃないし、これからは出来るだけ携帯しよう)

…そんなところかな。
とりあえずちょっと寝てみます。

随時、追記していきます。
皆様どうかご安全に。

【追記1】まもなく5時間が経過

かれこれ1時間以上 アナウンスなし。
ラストのアナウンスが手作業での点検作業に関するものだった。続報がないということは、粛々と作業が行われている、あるいは余震で作業ができないか。
乗客は落ち着いているし、無理せずゆっくりやって頂ければいい。

この新幹線は金沢→東京まで約3時間の移動予定だった。すでに5時間。電気やトイレなどはいつまで持つのだろう。
(結局最後まで電気もトイレも使用可能だった)

スマホを充電できるというのが本当にありがたい。いつ外に出て歩くことになってもいいようにフル充電状態。

Wi-Fiも繋がるので、いつもみているYouTubeチャンネルを見たり、楽天マガジンを読んだりしている。
不思議とお腹は減らない。(過去3日くらいは嗜好品とご馳走まみれの暴飲暴食だった)

なんのサービスもない格安航空で、ヨーロッパに飛べば大体こんな感じかなーと想像してみる。いや、新幹線のシートはビジネスクラス並みにふかふかだ。

小さい赤ちゃんが結構乗っているとかで、お水が余っていたら分けてほしいというアナウンスが1度だけあった。ご両親の心労を考えると心が痛い。

私は申し訳ないくらい元気だ。
家族とも連絡がとれている。

SNSでは徐々に被害の様子が詳細に見られるようになってきた。これらを見ても良いことは何もない。

引き続きYouTubeを見て、ポイ活サイトのゲームをして、できれば少し寝ておきたい。

皆様どうかご安全に。

【追記2 23時半(運行停止から7時間半)】

ここで一度、後ろの座席の男性に「あの…」と話しかけられちょっとびっくり。
「充電器貸してもらえませんか?」
おお若者よ!
なんだ、早く言いたまえ〜

ということで、予備アダプターとライトニングケーブルを差し上げた。アップル製品を買う度に増えて困っていたアダプターがこんなところで役に立つのは。
きっと言い出すまでそわそわして落ち着かなかったことだろう。実は隣の女の子も充電がなくなった様子。おそらくAndroid。ああ、私が変換プラグさえ持っていれば…という謎の後悔。

点検のため、1時間半ほど停電。車掌さんたちが脚立を手にしたりしながら通路を往復。がんばってくださーい!🥹
乗客はほぼ仮眠中。きっとマジで寝てる人はいないと思うけど。

関係機関から水と食料が届いたとアナウンスあり。

お夜食のお弁当 色々種類あり

0時半頃
停電前に、無料弁当とお水をいただいた。
後は仮眠。隣が空席で助かった。

早朝3時半頃
久しぶりのアナウンス。
「点検の結果、最寄り駅まで徐行運転し、そこで運行は終わる」とのこと。
地震発生から11時間半。ようやく動き出した車両。徐行といってもそこは新幹線。時速100kmくらいはあった気がする。

【追記3  翌朝7時(運行停止から15時間)】

富山駅到着 一旦外に出て買い出し

朝4時過ぎ。
富山駅に到着し、体を伸ばしたかったので一旦外へ。一番近いコンビニに行くとパンや弁当は売り切れ。みんなラーメンやスープにお湯を入れて駅へ戻っていった。スマホ支払いは普通にできた。

おそらく、この新幹線に乗っていた半分くらいは私と同じく東京に向かう乗客だと思われる。
ネット情報によると、早くとも運転再開は早くても本日午後。
仮ホテルとなった車内に戻り、充電器を差し込み、また仮眠。今ここ。
そうそう、ここでボディミストをひと吹き。癒された…。

【追記ラスト】

家族が富山駅まで車で迎えに来てくれた。
金沢まで戻り、これで、ひとまずひと段落。
ただそれは自分だけ。時間が経つほど今回の地震の激しさを実感。
どこの地震も、本当に大変なのはその瞬間以降なのだ。

8番らーめん 営業中 あったかいものが沁みる

私を心配してくれた方が居たことへ感謝しつつ、被災された方々の心の平穏を心からお祈りします。

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