【占星術】母親の支配から脱却するためのリリス
前回の記事では、リリスについての基礎的な知識と読み解くコツについて解説をしていきました。
今回の記事では、月の状態とリリスの考察について解説をしていきます。
リリス単体の説明ではなく、フェミニズムや社会構造などといった部分もからめて解説をしていくので、
個人の持つ女性性と男性性の問題もホロスコープで読みといて行きたい人にぜひ読んでもらいたいです。
また、アダルトチルドレンや母親との関係に悩んでいる人もこの記事を読めば何かしらのヒントになると思います。
(今回の記事の内容は、トゥルーブラック・ムーンリリスを採用しています)
【月と金星が未熟な人はリリスを使いこなせない】
前回の記事では、
リリスは月の遠地点であるため、女性性を象徴したものである。
月と金星の状態によって大きく左右される
と解説をしていきました。
具体的な読み解き方としては、
月は自分の中の母性や母親像の状態を、
金星は性的魅力や女性性の充実度
として解釈をしていきます。
ここで重要となるのは、リリスを使いこなすのは女性だけでなく男性も必要であるということです。
男女共に女性性を受け入れていかなければミソジニーや変なフェミニズムなど自分の中の「性」を歪めてしまうことになります。
女性性や男性性というものは性別によってどちらかに偏るものですが、
両方の性を受け入れて生きていくためには中庸を目指していく必要があります。
その中庸を目指す指針となってくれるのが、リリスということです。
【母親からの支配から逃れるためのリリス】
生い立ちのせいで母性の捉え方が歪んでいると、アダルトチルドレンやミソジニーになってしまう傾向にあるため、精神的に健全に生きていくためには自分の中の母親との関係は良好である必要があります。
リリスは月の遠地点であるため、月の状態がダイレクトに現れてくる場所です。
心理占星術において月は幼少期の頃に植え付けられた女性性と、ユングのアーキタイプのグレートマザーに相当すると言われています。
ここから先は
もし良かったらサポートをお願いします! いただいたサポートは書籍購入費に使わせていただきます🙏