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シンプルに話すということ

正月休みを利用してこの本を読了。

このタイミングで、この本を読めて良かった。
もう少し早く読んでいればベターだったけれど、あまりに初期すぎると、いわゆる「このフレーズだけ覚えれば本」だと勘違いして受け取ってしまっていたかも。

実際に書かれていることは全て良いと思ったわけではなく、むしろ複雑に感じるところもあったけれど、根底に流れる考え方には至極納得でした。

  • 主語と動詞に着目する

  • シンプルに、はっきり、ストレートに

  • 文は単文で、現在形

そして捨てる、なるべく避けるべきものとして、be動詞、受動態、イディオム、難しい単語、SVOO/OC、There is構文、It is構文などが挙げられています。

There are many people who なんとかかんとか とか It is difficult for me to なんとかかんとかと いう構文、私ものすごく多用してました。
なんとなく使いがちだった理由を考えてみると、おそらく時間稼ぎができるからではないかと思うのです。
「There are many people who…」「It is difficult for me to…」と言ってる間に時間を稼ぎながら、「なんとかかんとか」の部分について頭の中にあるイメージを英文にしようとするんだけど、うまく変換できずごにゃごにゃっとなし崩しになるパターンが多いのです。

シンプルな英語については、こんなイメージが浮かびました。
例えるならばバドミントン。試合ではなくラリーのイメージです。

下手な人の球は、受けた球の打ちやすさや角度に影響されて、鋭角に打ち落としたり、弱々しく途中で落ちたり、変な回転がかかってしまったりして相手はとても打ち返しづらい。
一方上手な人の球は、大体同じような放物線を描き、同じようなスピードで飛んでくるので、安心してラリーが続けられる。

この一定の放物線、一定の速さで打ち返すというのが、シンプルに話すことと似ているような気がします。

今の私のスピーキングは明らかに前者。
教科書風の超基本構文と玄人っぽいイディオム、基本単語と妙に難し目の単語といったバラバラのレベルの英語がごちゃまぜになっていて、さらに変化球的な構文も時々混ざる。
自分でも何を言ってるのかわからなくなることが多々あるし、相手を混乱させてるだろうなという自覚があります。

まずは、輪郭のぼやけた「言いたいこと」のイメージをはっきりさせる。
そしてそれをシンプルな英語に変換する。
安定してシンプルな英語を打ち返せるよう、日々精進です。

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