またまたRollei35
先日、ネットのとある場所（※ヤフオク的なところ）で、Rollei35LEDを偶然見かけました。
たまたま1000円くらいのクーポンがありましたので、これは面白いかなーと思いつつ眺めていたら
気がついたら我が家に来ていました……
とりあえず動作未確認のジャンク扱いということでしたので、簡単に動作をチェックしてみたところ、露出計だけがダメで他は全然何の問題もなし。
電池については、LR43を4つ連結して、隙間はアルミホイルで埋めて試してみましたが、通電確認LEDは点灯するものの、露出計は反応なし。
まぁこの機種は露出計がダメになっている子も多いようだし、それに何よりシャッターやフィルム送り自体は機械式なので特に問題ありません。
すでに手元にあるRollei35と比較すると、露出計や外観を除けばLEDの方は
・樹脂部品が多くて軽い
・スローシャッター（1/30秒より遅いスピード）がない
・ファインダーの位置が違う
・絞り、シャッタースピード調整がレンズ部にある
・フィルムカウンタが軍艦部にある
といった具合で、使い勝手もだいぶ違います。
レンズはRollei35がカールツァイスレンズのテッサー型、35LEDはRolleiブランドでトリオター型になっていますが、正直この辺の違いを明確に見分けられるほど、目が肥えているわけでもありません…
実際にフィルム（ILFROD FP4 Plus）を入れて撮ってみましたので、作例をいくつか。
ピント合わせに関しては、Rollei35と同じく目測フォーカスになっており、近景を撮るときにはちょっと緊張してしまいます。
幸いピントに関しても問題は無いようでした。
こちらは目一杯近づいて90cm先の花を、絞り値F8、シャッタースピード1/500秒で撮影したものです。
葉脈だったり紫陽花の小さな花部分もしっかり写ってくれてるように見えます。
テッサー型のRollei35と比較してどうよ？ というのは、正直良くわかりません。
同じ被写体を同じフィルムを使って、ほぼ同じタイミングで撮る、という比較をするのも面白いかもしれませんが、まだ実現していません…
違う被写体を撮ったものですが、フィルムも違うので純粋な比較は難しいですね。
ただ、やはりRollei35の方がより緻密に描写出来ているような気がします。
……「気がする」レベルでしかありませんが…
そして次に「遠景ではないけど、近景でもない」場所の被写体を撮ってみた例ですが、
この辺も、大体F値8程度に絞って撮影しています。
中～遠距離の被写体でF値8程度まで絞ってやれば、被写界深度はだいぶ大きくなります。なのでそれほどピントに関してビクビクしないで済みます。
描写に関しても全然問題になりそうなところは見られませんでした。
そして目測フォーカスで精神的に無敵になれる遠景～無限遠です。
もうこの辺は、「無限遠に合わせてF値8～16で撮りゃ間違いないでしょ」と軽く考えながら撮って、ほぼ問題ありませんでした。
ただ、この試写のときにレンズ保護フィルタを着けて行ったせいか、若干ケラレっぽいものが四隅に見受けられます。
これが世に言う周辺減光か？ とも思いましたが、次はこのフィルタを外して撮ってみようかと。
そして中距離～遠景が混ざったもので、中距離にピントを合わせたテストがこちらです。
確かF値8で、ピントは20mくらい先にある、一道路側の鳥居に合わせてたと記憶してます。
１つ手前にある真ん中の鳥居や、道路向こうにある建物や、さらにそのはるか先にある山まで、きっちりピントが会ってくれているように見えます。
一番手前（約3mほど先）の鳥居は、ややピントが外れていますが、これはある程度計算通りです。
今回格安で手に入れたコチラのカメラ、結果的に露出計だけがダメで、他は特に大きな問題もなく、まともに使える状態のカメラでした。
露出については、ほぼ常に単体露出計持ち歩いてるし、スマホ露出計でも充分。
低速シャッターもそれほど使わないし、「日中の屋外で使うスナップ機」という位置づけなら、全然問題なく現役でイケちゃう子でした。
Rollei35と荷台持ちで、片方カラー、片方モノクロとかも面白いかも…
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