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肥前名護屋城での大茶会
「なごや城」というと、おそらく100人中120人は愛知県の名古屋城を思い浮かべると思いますが、佐賀県にも「なごや城」があります。
一文字違いで『名護屋城』、現在天守閣などは残っていませんが、秀吉の朝鮮出兵の際に日本全国から大名、武将が集まったという、歴史好きには夢のような場所です。
付近の交差点の名前に「伊達政宗陣跡」とか平気で使われる上、「そこが徳川家康様の陣跡、あっちにいけば前田家の、ちょっと離れた場所に島津も陣跡が」という具合で、全国のメジャー大名、武将の名前が並んでます。
そんな場所で、先日名護屋城大茶会という催しがありましたのでお出かけしてみました。
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おそらく太閤秀吉も、全国から集った有力な大名を招いたり、当時の茶道古田織部に
「織部っち、ちょっとさー、今度毛利と島津と、あと立花らへん集めて茶会プロデュースしてくんない?」
と無茶振りしてたりしたのかも、と妄想がはかどります。
城跡内は公園として整備されていて、ちょうど桜が七分先くらいで見頃になってました。
朽ちかけた石垣と桜の組み合わせは、まさに兵どもが夢の跡といった風情。
一言で表せば「エモい」以外に言葉が浮かんできませんでした。
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公園内はソメイヨシノや山桜、枝垂れ桜などいろいろな種類の桜が咲き、またスミレの花もところどころに見受けられました。
そんな贅沢な風景の中で、表千家、裏千家、宗徧流の野点の席がありましたので、お茶を嗜む妻と席を巡ります。
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午前中は冷たい風と雨が降るあいにくの天気でしたが、特設ステージでは雨が止んだタイミングで篠笛と琵琶の生演奏も楽しめました。
お城跡+桜+野点の席+篠笛+琵琶の組み合わせは、日本文化のフルコースといったところ。特に篠笛と琵琶の演奏は鳥肌ものでした。
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昼少し過ぎまではあいにくの天気でしたが、「雨に濡れる桜」というなかなか風情のある写真も撮れてます。
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今回、カメラはNikon DfとOlympus PEN E-P5、それにPentax 6x7も持っていたんですが、6x7は電池が消耗してしまって3枚程度しか撮影できずにミラーアップの状態になってしまいました。
露出計の電源切り忘れると、速攻で電池が減ってしまうのがやや使いづらいところです。予備の電池も持っていくようにしなければ。
(本来は自然に電源切れるみたいですが、ここもちょっと調子悪いみたいです)
今年で第2回目という名護屋城大茶会、コロナの影響もあって一般客を呼んでの野点の席は3年ぶりとのこと。
来年も開催されるのであれば、ぜひまた訪れてみたイベントでした。
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