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Pentax 6x7試写とグリップ追加

年末に我が家にやってきたPentax 6x7、個人的に
「バケペンならやっぱりコレがあったほうがカッコいい」
オプション第一位、ウッドグリップを取り付けてみました。

このウッドグリップ、単体でも2万円前後で売られてる事が多い品物ですが、今回幸運なことにちょっと割安で手に入れられましたので、早速取り付けて2023年撮り初めです。

今回撮り初めに持っていったのは、年末に我が家の子になりました重量級の2台。
GW690にはEktar100を、そしてバケペンには220フィルムの上海GP3 ISO100を入れています。
こちらは撮り終えたばかりで現像が出来ていませんが、バケペンで初の220フィルムということもあり、ちょっと不安もあります。

さて、バケペンに取り付けたグリップですが、これは確かに、明らかな効果がありました。

・握りやすくて、持ち運びが非常に楽になる
・カメラ本体のホールド性=安定性が増す

という効果で、右手でのピント合わせ→右手でシャッター、という作業に慣れる必要はありますが、撮影の際の安定性は格段に向上します。
もちろん重量も増えるし、出っ張る場所も増えますので、カバンに入れて運ぶという点においてはデメリット要因になりますが、ただ「持ちやすさ」の向上というメリットと比較すると、メリットの方がデカいと感じます。

あと、グリップ着けるとストラップの付け方に工夫が必要になりそうです。

そしてPentax 6x7の試写結果をいくつか。

SMC Takumar 6x7 75mm F4.5 ILFORD FP4 Plus

こちらは分かりづらいですが、庭に咲いていた山茶花を撮ってみた一枚。
F値開放の4.5で撮影してますが、日陰での撮影でしたのでシャッタースピードは1/15秒くらい。
この一枚を撮ったタイミングではウッドグリップはなかったんですが、それでも1/15秒で手ブレ無しでも撮れました。
これはバケペン自体のサイズや重量が奏功しているのかなと思います。

SMC Takumar 6x7 75mm F4.5 ILFORD FP4 Plus

こちらは明るく、見晴らしの良い場所でF値16まで絞って撮影したものです。
流石にF16まで絞ると、キッチリとパンフォーカスで撮れました。

SMC Takumar 6x7 135mm Macro F4 ILFORD FP4 Plus

レンズを変えて、135mm(35mm換算75mm)のマクロで、少し薄暗い日陰で撮影しています。
こちらは絞りほぼ開放のF5.6、シャッタースピード1/30秒。手ブレが心配ではありましたが、このときにはウッドグリップも着けていましたので、カメラ本体をしっかりホールドして撮れています。

SMC Takumar 6x7 135mm Macro F4 ILFORD FP4 Plus

こちらは逆光で試した1枚で、F値は開放の4、シャッタースピードは確か1/60秒くらいだったと思います。

SMC Takumar 6x7 135mm Macro F4 ILFORD FP4 Plus

試写のラスト1枚は、マクロ135mmでF値16まで絞ったこちらです。

今回のメンテ後の試写で、改めてPentax 6x7の魅力を再認識しました。
RB67の「ガシュパシャッ」という独特なシャッター音もいいですが、バケペンの豪快な「バシャコン!」という容赦ない音もたまりません。

そしてSMC Takumarレンズの解像度も素晴らしく、「寄ってよし離れて良し、絞ってよし開放でよし」と被写体を選ばずに撮れる、という信頼性の高さも魅力の一つ。

重くて嵩張る、決して万人向けとはいえないカメラですが、使っていて楽しいカメラであることは間違いありません。
何より、「いわゆる一眼レフのカメラ」のサイズをそのままデカくしたようなフォルムで、使用方法もほぼそのまま同じという操作感も魅力の一つ。

撮り初めの上海GP3も撮影が終わり、次はなんのフィルムを使って撮ろうか楽しみです。



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