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蛇腹再生計画 Ⅳ

先日蛇腹を修復してうまい具合にいった…と思われるRittreck Viewを持って、久しぶりに写真を撮りにお出かけしてきました。

2023年になってからというもの、ほぼ試写と修理と悪ふざけくらいしかしてなかったような気がしますが、ようやく大判使ってじっくり撮りに行けました。

向かった先はいつも試し撮りなどで訪れているスポット。
使用したフィルムは、Arista Ortho Litho3とArista Edu Ultra100の2種類です。

川棚魚雷発射試験場後 Arista Ortho Litho3 Fujinon 150mm F6.3
Arista Ortho Litho3 Fujinon150mm F6.3 有田ポーセリンパーク
Arista Edu Ultra100 Fujinon150mm F6.3 波佐見町稗田橋公園

3枚目のArista Edu Ultra100のぶんだけ、写真左上あたりに光漏れのようなものが出ていますが、これは原因不明です。
蛇腹が原因なのか、それともフィルムホルダーの蓋が緩んでいたのが原因なのかは不明です。

ただ、試写の具合からして、概ね蛇腹は正常に使えていると思います。

ついでに、最初の試写として室内でとったこちら

Arista Ortho Litho3 Fujinar 90mm

こちらの試写ぶんは光漏れなどもなく、特に問題なく使えているようです。

自宅ベランダで試写した時の様子

ついでに、ベランダに赤いシクラメンがありましたんで、この花を撮ってみたんですが、使用したフィルムがArista Ortho Litho3。
このフィルムはオルソマチックなので、赤は写りません。つまり、赤い花はうまく撮れないはず …と思っていたら

Arista Ortho Litho3 Fujinar 90mm ベランダで撮った赤いシクラメン…?

こんな感じw
まぁ考えてみたら理屈通りで、赤い花を逆光気味に撮ったら、もう見事に真っ暗です。

とりあえず、蛇腹再生計画はこれにて無事完了。
5,000円位で手に入れたジャンクのRittreck Viewも、蛇腹を作ることで無事に復活させることが出来ました。

で、ついでにというか、追加の悪ふざけで

ストックとして作った予備の蛇腹w

赤と黒の合皮を使って、予備の蛇腹を作って見ました。
赤の合皮は、光に透かすと手の影が見えてしまう、という具合で「少し光を通してしまう」という性質のようでした。
内側には黒い厚手のラシャ紙を使っていますので、光を通してしまうような状態ではないと思いますが…

赤はちょっと派手すぎたかなーと思います。
今度は臙脂色とかネイビーとかの革もいいかもしれません。

ただ、蛇腹そのものはそうそう交換するものでも無いので、次作るかどうかはまた改めて考えてみることにします。




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